川北英隆のブログ

箕面山と六個山を越え箕面へ

「みのお記念の森」公園以降、どう歩こうか迷っていた。箕面山を経て箕面川に下り、サルを見ながら箕面に出るのか、ついでだから六個山という箕面の北西の山も越えるのか。時間次第で判断しようと考えていた。
まずは箕面山である。実は公園の縁を歩く時、地図を見ていると、箕面山の途中に三角点があることに気づいた。点名は堂屋敷という。今回の山、石堂ヶ岡、明ヶ田尾山そして六個山には三角点があるものの、2つの鉢伏山と箕面山にはない。そこで、簡単に登れそうなら堂屋敷に立ち寄ることにした。
車道を350メートル程歩くと、堂屋敷の北麓になる。道を見つけた。堂屋敷から北に伸びる小さな尾根上、送電塔の巡視路である。急な階段の上りではあるが、すぐにピークに着く。553.2メートルの三角点を確認し、南西に下る。道はほぼ明瞭なのだが、道の右側には壊れた建物があり、汚らしい。一旦車道に下り、大きなカーブをショートカットするためもう一度林の中の道を下り、車道の三叉路に出る。
三叉路から南へ車道を歩き、小さな峠を越す。右手にある霊園が終わり、車道の左側に「ようらく台園地」への歩道がある。これが箕面山を経て箕面川方面に下るコースである。歩とヴとして整備されているのだが、問題があった。三国峠から箕面川への下りが2018年の台風災害復旧工事のため通行不可と表示されていた。工事期間は今年1月18日から4月末までとのこと。
「箕面川に下らなければいい」と判断できたが、下れないのなら必然的に六個山を経由しなければならない。時計を見たところ、日没まで十分時間はあるが、問題は帰宅ラッシュにぶつかるかどうかである。コロナの問題があるから、悠長に歩けなくなった。
歩道は尾根上に付けられ、整備されている。尾根は東から次第に南西に向きを変える。下に並行して林道があり、山全体は荒れた感じである。450メートルの小ピークを越えると分岐に出る。整備された歩道は南西と北東に伸びている。南西は六個山、北東は箕面山である。まずは箕面山を目指す。
箕面山への歩道は時計回りに尾根上に付けられ、やがて南東を向く。小さなピーク(390メートル)に上がると三国峠の表示があった。木々の隙間から北東側の展望がある。
三国峠から大きく下る。下りきった付近にテープがあり、それが箕面山山頂への踏み跡である。山頂は林の中、何もない。箕面川を歩き、サルを追いながら見上げると、箕面山が鋭角的に見えるのだろうか。
箕面山から先の分岐まで戻り、そのまま南西に歩く。ほぼ一本調子の下りで、ゴルフ場(箕面ゴルフ倶楽部)の東側に着く。六個山らしき丘を見つつ、ゴルフ場の平坦な縁を歩く。「楽勝」と思っていたところ、六個山の東側の稜線付近からアップダウンが始まった。一度階段で林道に下り、すぐに六個山の稜線に取り付く。ハイキングでよく使われているのか、道は傷んでいて滑りやすい。補助ロープを適当に使い、ゴルフ場の南端をかすめつつ、東尾根から六個山の山頂に着いた。かつて、このピークは松尾山と呼ばれていたらしい。
山頂から大阪平野の展望が素晴らしいのだが、時間がないので水を補給し、すぐに元の道を戻った。これが箕面駅まで一番近そうだったから。
六個山は地元では手軽なハイキングコース利用で、縦横に道がある。最初は南南東の尾根をたどり、適当に東側の谷に下り、新興住宅街に出た。住宅街から駅までは車の流れを参考に下った。箕面駅に着いたのは、何とか帰宅ラッシュ前に大阪中心部を抜けられる時間だった。
「みのお記念の森」公園から箕面山まで55分、箕面山から六個山まで50分、六個山から箕面駅まで40分だった。
写真、上は箕面山の山頂、下はゴルフ場の縁から見た六個山である。
20210214箕面山山頂.jpg

20210214六個山を.jpg

2021/02/14


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