川北英隆のブログ

伊賀上野から青山高原を歩く

今週は中学校以来の友人M氏と青山高原に入った。高原と称するだけあって歩く距離が長い。どうするのか考え、伊賀上野を経て青山高原の北側から入り、南に抜けることにした。
青山高原を歩く一番ポピュラーな方法は、近鉄大阪線(大阪から名古屋もしくは伊勢に通じている鉄路)を使って西青山駅もしくは東青山駅から登るもの。普通はそれでもいいのだが、こちらとしては問題があった。青山高原の最高点、笠取山(842メートル)に行くには遠いし、その後どうするのか(どう下りるのか)難しい。それで、北から南に歩くコースを設定した。
京都からだとどうするのか。今回利用したのは、JRの東海道本線で草津へ、そこから草津線で柘植へ、さらに関西本線に乗り換えて伊賀上野まで行く経路である。伊賀上野駅は伊賀市の中心部から2キロ程度離れている。伊賀鉄道が中心部まで運んでくれるのだが、「言うほどやない、近いやん」というので歩いた。
伊賀市の中心、伊賀鉄道の上野市駅から汁付(しるつけ)行きのバスがある。このバスの大橋バス停で降りれば、青山高原へと東海自然歩道が南に伸びている。それをたどり、笠取山に登り(ただし最高点は自衛隊の基地のため、入れない)、後は青山高原を南に下った。途中に三角点が2つある(それだけ歩く距離がある)。奥馬野(789.9メートル)と髻山(もとどりやま、点名は勝地村、755.8メートル)である。
この髻山は、西青山駅もしくは東青山駅から登ると、最初にたどり着く青山高原の一角である。今回はこの三角点から東青山駅へ下った。途中、布引の滝という見所もある。しかも下る途中、点名が垣内という三角点(539.5メートル)があったので、少し寄り道をした(趣味やね)。
青山高原の有名なツツジにはまだ少し早かった。このゴールデンウィークにも咲くだろう。
もっとも、ミツバツツジが咲いていたし、コナシの花も方々でみかけた。もちろん新緑が美しかったし、最近の青山高原の名物である風力発電の風車もウンウンと動いていた。ツツジに早いせいか、ハイカーには出会わなかった。車やバイクに多少出会った程度である。ということで、なかなか豪華な山歩きだった。
写真は青山高原の風車である。ハイキングコースから間近に見られる。背景にあるピークが笠取山である。山頂に陣取っている航空自衛隊のレーダー施設も見える。下の赤い葉はアセビである。
20210428青山高原の風車.jpg

2021/04/28


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