川北英隆のブログ

水口の古城山を歩く

今週は金曜日に山に入ろうとしているのだが、天気がどうなるのか。梅雨時の天気予報は外れるものなのだが、とりあえず週末時点の予報では怪しい。そこで、土日には動きたくない主義なものの、日曜日、「念のため」近場の低山を2つ歩いておいた。近江の低山である。
低山かつ登り残した山と書くのが正確だろう。1つは甲賀の中心、水口の古城(こじょう)山である。もう1つは少し離れ、能登川の和田山である。2つとも三角点があり、前者は282.8m、後者は180.2m、まさに低山の高さだ。
まずは古城山を歩いた。国営放送のブラタモリに、頂上からの展望が登場したとか。
行き方は、東海道本線の草津駅から草津線に乗り、貴生川駅で降りて近江鉄道に乗り換える。古城山に一番近いのは水口駅なのだが、ついでだからと水口城南(みなくちじょうなん)駅で降り、まず水口城跡を訪ね、その後で古城山を歩くことにした。
水口城跡はこじんまりしている。石垣や堀が美しい。東側にある乾矢倉は民家に移築されていたのだが、それを戻して再建したとか。
その後で旧東海道に入り、宿場跡を歩いた。残念ながら当時の家はあまり残っていなかった。
街道の途中から北北東に折れ、古城山を目指す。正面に大岡寺(たいこうじ)が見えたので、石段を登り、参拝した。地方の寺社の荒廃が目立つので、少しだが賽銭を供え、保存してもらうためである(ほんまかいな)。
その後、古城山の西側に回り、遊歩道(古城山登り口西口)から山頂(水口岡山城の本丸跡)へ上がった。途中に近道らしきものがあったが、それをパスした。最後は階段状の道を上がり、城の建物跡の一角に出る。天守跡はもう一段高い場所にある。天守跡に上がる付近(頂上の西側)から水口の町がよく見える。平になった山頂には神社があり、しかも明るかった。
この山頂で、近江鉄道の1時間に1本しかない列車の発車時刻まで残り少ないことに気づいた。大急ぎで山を下りたのだが、一方で「同じ道を歩くのねえ」と、古城山の北口に回った。これが敗因になった。この北口は遠回りだった(事前に調べていなかった)。近江鉄道の水口駅にもう2、3分ほどという時、乗ろうと思っていた彦根方面行きの電車が走り過ぎた。
上の写真は水口城の乾矢倉である。下は古城山から見た水口である。中央少し左寄りの森(町の外れ付近)が水口城跡である。
20210524水口城跡.jpg

20210524古城山から水口.jpg

2021/05/24


トップへ戻る