川北英隆のブログ

日本年金機構から届きました

噂の日本年金機構から「年金振込通知書」が届いた。約100万件が誤送されたとされる通知書である(多分)。
そんな通知書、不断はあまり真面目に見ていない。「間違いないやろ」と信じているから。今回は「誤送された」というので、とくと見てみた。いくつか気づいた。
1つは、通知書の様式が変わったことである。今までは見開きの葉書を縦に使っていたのだが、(多分)今回から横に使うようになった。つまり、縦長から横長になった。その分、年金額に関する情報が増えている。たとえば前回振り込まれた金額と内訳も記載されていて、親切になった(万歳)。
2つ目は、今回の騒ぎで機構が「誰の分が間違って届いたのかは、名前は特定されない」と釈明していたように、確かに通知面には年金番号だけが書かれていて、その面だけでは誰の年金なのかは判別できない。ちなみに以前は名前も書いてあった。
推測だが、通知書の印刷システムを変更したのだろう。これも多分だが、今までは3枚綴りだったものが、今回から2枚綴りになっている。紙の節約を図ろうとしたのかもしれない(ついでに郵送料の節約も?)。そのシステム変更に際して、機構がミスしたのか、印刷の委託を受けた業者が間違ったのかは知らないが、ともかくトラブったのだろう。
ついでに3つ目に気づいた。それは「変な、理解不能の日本語」である。通知面のトップには次のように書かれている。
「特別徴収額が変更されたことにより、令和3年10月から令和4年4月までの各偶数月にお支払いする年金は、次のとおり指定された金融機関の預貯金口座に振り込まれますので、お知らせします」と。言いたいことは、「特別徴収額が変更されたことにより以下のとおりの年金額は、・・各偶数月に、指定された金融機関の預貯金口座に・・」だろう。つまり「次のとおり」というのが「指定された金融機関」に係っているため、「何のこっちゃ」となる。小学生の頃、まじめに勉強してほしかった。残念。

2021/10/08


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