川北英隆のブログ

雨乞山を越えてタコウドへ

大山(328.0m)は渥美半島の先端、伊良湖岬に近くに位置し、半島の最高峰である。豊鉄バスの伊良湖支線が南麓、海岸線を走っている。この伊良湖支線の始発は三河田原駅8時40分である。東京駅を早朝に出ても、それには乗れない。
ソフトで調べたところ、東京6時27分の新幹線ひかりに乗ると、豊橋に7時58分に着く。三河田原駅8時40分発のパスに乗るには、豊橋(正確には豊橋鉄道の新豊橋駅)7時55分発の電車に乗らなければならない。ぎりぎりアウトである。かといって豊橋に前泊する気にはさすがにならない。
朝一番に豊橋に着く新幹線に乗り、新豊橋から三河田原に出た。愛知大学前駅までは大学受験のシーズンのためか混んでいたが、その後は普通のローカル線になった。終点の三河田原駅で降りたのは8時50分、9時0分発の豊鉄バス伊良湖本線に乗る。昼の時間帯を除き、30分に1本くらい運行している。観光シーズンを少し外れるのか、空いていた。
石神バス停には9時25分に着く。50mほど戻り、右手(南東)に折れ、やはり50mほど歩いて雨乞山の東麓、村中の道にもう一度折れる。後は雨乞山を眺めながら、ゆっくり登っていく。村を離れると、右(東)に水道施設の建物が見えてくる。その施設に向かう道が雨乞山への登山道となる。標識があった。
水道施設の南側から登山道が始まる。最初はザレた道を上るが、尾根に出ると歩きやすい道になる。ウバメガシ中心の林の中を歩く。所々にある大きな石がアクセントである。148.1mの三角点(点名は外山、金属製)は大きな岩の上にあった。この三角点のある岩もそうだが、展望が時々開け、遠くに丸い大山が見えるようになる。
一登りすると雨乞山の山頂に達する。石神バス停から35分だった。山頂からは大山と渥美半島の先端(伊良湖岬の北、立馬崎)が見えた。
雨乞山からは南に稜線を下る。登り返すと物見山と呼ばれるピークに出る。先のブログで、大山の写真の右側に写っている尖ったピークである。岩の横の灌木に名札があった。
物見山から稜線は西に向く。緩やかなアップダウンがある。300mほど歩くと左手(南)に椛(なぐさ)峠への分岐がある。今回はこれを下るのだが、ついでだと思い、稜線上300mほど先の三角点(275.3m、点名は山田村)を往復した。泉福寺への道でもあるらしい。緩やかな道を歩き、三角点に着く。タコウドとの山名が書かれていた。雨乞山から25分だった。
上の写真は登山口付近からの雨乞山である。登山口のある水道施設も写っている。下は物見山(右)と雨乞山(中央)を振り返ったものである。物見山の標高は260mと雨乞山よりも高い。
20220306石神付近からの雨乞山.jpg

20220306雨乞山と物見山.jpg

2022/03/06


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