川北英隆のブログ

渥美半島の春の一等三角点

今週は東京からの帰りに渥美半島に入った。大山というピークに一等三角点(328.0m、点名は大山)がある。それを目標とした。
行き方は少し面倒だった。豊橋で豊橋鉄道に乗り換え、終点の三河田原駅まで行く。そこから伊良湖岬方面へのバス(豊鉄バスが運行、伊良湖本線と伊良湖支線がある)に乗り換えるのだが、これが難関だった。
本当は豊鉄バスの伊良湖支線で大山下バス停(渥美半島の南側)まで行き、そこから北へ大山を越えて、雨乞山(233m)へと縦走し、石神バス停(渥美半島の北側)から伊良湖本線を使って三河田原に戻るのが理想的である。というのも、伊良湖支線の本数は少なく、伊良湖本線は1時間に1本程度あるから。
難関の理由は伊良湖支線である。東京からだと伊良湖支線の朝早いバス(といっても8時40分発)に間に合わず、次のバスは3時間後にしかない。だから使えない。
仕方なく、行きは伊良湖本線の9時0分発のバスを使った。雨乞山にまず登り、南に向かって縦走し、大山から伊良湖支線へと下る。そうすると、大山下バス停12時21分発のバスに乗らなければならない。それを逃すと次のバスは約3時間後になる。一応その12時過ぎのバスに間に合わなかった場合のことも想定し、伊良湖本線のバスに乗った。
実際はどうだったのか。雨乞山から大山への縦走はハイキングコースである。低山ながら小さな起伏が多く、チャート質の大きな岩が点在している。そこを常緑広葉樹の森が覆い、松もある。太平洋岸の南に位置する山地だと実感できる、なかなか感じが良い。
バスはというと、大山の登り付近から急いだ甲斐があり、何とか伊良湖支線を使えた。後は悠々である。三河田原駅の手前でバスを降り、見つけておいた低山、潮海(ちょうかい?、27m)山を訪れ、三河田原駅に戻った。その手前に大きな道の駅がある。そこでトマトを買った。旬のようだった。
東京6時27分発の新幹線に乗り、京都駅に16時44分に戻れた。渥美半島には一足早い春が訪れていた。
写真、上は雨乞山からの大山(左奥)、下は田原付近の菜の花である。
20220306雨乞山からの大山.jpg

20220306菜の花.jpg

2022/03/06


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