川北英隆のブログ

午後の大文字山を歩く

「みんなが休む時には仕事する」をモットーとしていることもあり、今週の山は久しぶりに大文字山だった。5月に歩いたのは2年ぶりである。
子どもの日だったため、午後から出掛けた。夕方になれば多くは帰る。そう思ったのだが、天気のいい休日だったから、かなりの数に出会った。
花はミツバツツジがすっかり消え、代わりにモチツツジが満開だった。5/5が立夏だと思い出した。
フジも咲いているのだが、歩いている付近には見当たらなかった。園芸用のフジと異なり、高い木に巻き付くように咲くため、林の中を歩いているだけでは見つけにくい。大文字山の山頂から京都盆地の景色を眺めていると、眼下の林の中に、大きな株が満開の花を付けていた。これが今回の唯一のフジの花だった。
広葉樹林が青い葉で埋め尽くされていた。大文字山では広葉樹林が減っている。枯れたり、台風で倒れたりしたためだ。生き残っている林がいつまで持つのか。逆に枯れた林が復活するのか。時々見回りに来ないといけない。
そうそう、この時期の東山はシイ類の花で黄色く染まる。神社や寺の周囲にとくに多い。聖域だから、古くからある木が伐採されなかったためだろう。大文字山を歩いている途中では、このシイ類を見かけなかったが、銀閣寺の手前(上部)で登場した。
上の写真は三条大橋からの東山である。山を黄色くしているのがシイ類の花である。下は大文字山の広葉樹林である。
20220506京の東山.jpg

20220506大文字の広葉樹林.jpg

2022/05/06


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