川北英隆のブログ

能登半島と小松の山を歩く

ゴールデンウィーク明けを待ちきれず、少し遠くの山を歩いた。正直なところ、家族サービスを兼ねたプチ旅行で、そのついでに、「いずれ」と思っていた山を歩いた。旅行は金沢と富山、山は宝達(ほうだつ)山と清水(きよみず)山である。ともに一等三角点がある。
ゴールデンウィークが終わろうという瞬間を狙って出掛けた。このコロナの時期、思い立つとすぐに予約ができる。天気はゴールデンウィーク中の方が良かったものの、さすがに思いとどまった。
最初は金沢の駅前ホテルに泊まった。翌日の早朝、七尾線の電車に乗り、宝達駅で降りた。前々日にタクシーを予約しておき、「こぶしの路」登山口に行ってもらった。場所は東間(あずま)の村の奥、神社の横にある。
そこから宝達山(637.1m)を往復した。山頂から、立山と白山方面が見渡せた。残念ながら、すかっとした展望ではなかったが。
宝達山から七尾線の免田駅まで歩き、金沢に戻り、富山に出た。金沢で2泊しても良かったのだが、今まで何回も駅を使ったのに、市内には降りたことのなかった富山を一度は見たい、申し訳ないとの思いからである。
翌日、金沢と小松で途中下車して京都に帰った。小松での用事は清水山である。タクシーで麓(憩いの森の入口)まで行き、山頂まで軽く歩いた後、小松駅まで徒歩で戻った。清水山では白山に真正面から対面した。白山をゆっくり、まじまじと見るのは初めてだった。
この小旅行で体感して思ったのは、新幹線が並行して走る路線の不便さである。従来、京都から富山まで直通の特急で行けたのに、今は金沢で乗り換えである。
また、金沢から富山まで新幹線を使わずに行こうと思うと、基本は1時間に1本の、それも時間によってはかなり混む電車を使わないといけない。新幹線は、金沢や富山のような本当の意味での地方の中核都市にとっては歓迎だろうが、それ以外は、たとえ新幹線の駅ができたとしても問題である。そんなことも考えさせられたプチ旅行だった。
上の写真は清水山からの白山である。下は宝達山からの白山方面である。白山は右端の方にほんのかすかに見えるが、アップした写真では多分無理だろう。
20220510清水山からの白山.jpg

20220510宝達山からの白山.jpg

2022/05/10


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