川北英隆のブログ

小松の清水山へ

富山から京都への帰り、金沢で途中下車した。土産物のためである。その後、小松まで北陸本線で行き、小松の東にある清水山という丘を目指すことにした。この丘に何の意味があるのかというと、一等三角点があるから。
この丘の清水をどう読むのかは不明である。ネットでは「きよみず」とある。日本山名総覧には「しみず」とあり、ついでに別名として鍋山とも書かれている。
小松駅に着き西口から出る。東口は新幹線の工事中である。アプローチにタクシーを使った。清水山が小松市の「憩いの森」の中にあると知らなかったものだから、「若杉町の南の池へ」と告げた。その「池」が運ちゃんに通じず、「とりあえず若杉町に行くから、その後は案内して」となった。
地形図には、憩いの森にある2つの池の中間を通るように県道が描かれている。それを目指し、GPSを見つつ運ちゃんに指示を出したのだが、その道が見つからない。仕方ないのでタクシーを降り、徒歩にした。うろうろしたせいか、タクシー代は1800円もした。
歩き始めると、探していた県道が遊歩道になっていると気づいた。車が入れないようにしてある。見つからなかったはずだ。
その遊歩道を歩く。しばらくは住宅の間だが、やがて林の中に入る。まさに憩いの森である。遊歩道は2つある池のうち、北側の池(若杉堤)の傍に出る。堰堤を西に渡り、さらに池の傍を歩くと、木の橋がある。その先、左手に山側に上る道があり、それが清水山への散策路となる。
清水山の東側の国道8号線の音が玉に瑕ながら、林の中の初夏の散策は気持ちいい。すぐに広場に出る。その奥に目当ての一等三角点(63.4m、点名は清水山)があった。東側が切り開かれていて、残雪の豊かな白山と対面できた(前のブログの写真)。
以上に満足して戻った。ついでだからと、若杉堤の木の橋を渡り、少しだけ散策をしたが。成果はというと、清水山の姿が得られたことか。
県道の遊歩道を経てタクシーを降りた地点に戻り、小松駅まで車道を約3キロ歩いた。タクシーを降りてから1時間20分かかった。
上の写真は清水山の山頂、下は池の向こうに見える清水山である。山頂にかぶさって枯れ木が1本あるのは、愛嬌か下手くそか。
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20220511清水山を.jpg

2022/05/12


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