川北英隆のブログ

銀行口座を開くのは大変

理由があり(あたりまえか)、一般社団法人を設立した。研究やコンサルタントなどを行える。法的な手続きは司法書士に頼んだ。6/1付で設立できたので、銀行口座を作る作業にとりかかった。ところが面倒である。
とくに法人の場合が大変なようだ。要するに反社会的勢力でないかどうか、悪いことに使わないかどうかなどをチェックするのだろう。
7年ほど前に個人名義で銀行口座を作った時には比較的簡単だったのだが。さらに遡ると、社会人になって口座を作った時には「あっという間」だったと記憶している。ついでに思い出すと、銀行の方から口座開設を頼まれ、その見返りでもないだろうが、銀行の方で少額の預金をしてくれていたこともあった。
話しを戻すと、3メガから選択することになった。社団の理事の住所が、それぞれ県庁所在地とはいえバラバラなため、地銀は候補外である。郵便局でもいいようなものだが、それではしょぼいし、先行きが不透明だ。
3メガのうち「緑の銀行」の京都支店はATMの設置台数が少なく(サービスが悪く)、いつも迷惑を被っているから排除した。そこでまず「青の銀行」の京都支店に行った。「法人の口座を作りたい」と案内人に言ったところ、「ネット受付になっている」とのこと。「他の銀行もそうなの」と尋ねたところ、「わからない」との返事だった。そこですぐ隣りの「赤の銀行」に行った。そこでの口座開設は「予約制」とのことだった。
コロナ以降、予約制を採用する銀行が多くなった。感染予防もさることながら、行員数を絞れるからだろう。そもそも個人やちまちました法人相手では銀行業は儲からなくなっている。「コロナ」が「小口客お断り」の体の良い口実として使われているようだ。
家に戻り、「緑の銀行」と「赤の銀行」のサイトに入り、ネットで口座開設の手続きに入ろうとした。
まず「緑の銀行」を試そうとしたところ、法人向けのサービスがセットになっていて、結局のところ開設した口座に月3300円の手数料が発生するようだ。抜け道があるかどうか確認していないが。今回の一般社団法人の可能性として「ほぼ休眠」もあるから、月3300円はバカバカしすぎる。「緑の銀行」として小口の法人はお断りなのだろう。
次に「赤の銀行」を試した。ネットによると、この京都支店は「来店して口座開設」となっていた。つまりネットで開設できる支店もあるようだ。そこで当初の予定通り「来店予約」をした。
それがなかなかしょぼいというか、わかりにくいシステムだった。個人向けのシステムを法人向けに手直ししたようだし、文字を入力するとオーバーフローする。「まあ単なる予約やさかいにええか」と思う。
でも、予約できたのは10日後である。やっぱし行員の数を減らしているようだ。銀行万歳(銀行には万歳かな)である。

2022/06/17


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