川北英隆のブログ

土蔵岳雑感

土蔵岳は奥深かった。事前に調べると、5月頃までに登る山のようだが、残雪期に知らない山に入るのは時間が読めず、運転しない者としては行き帰りの足の心配がある。それに春や秋はクマのリスクも大きい。そこで夏に入ったのだが、 これはこれで暑さが大変だった。
事前に調べた結果、ヘビ対策としてスパッツを用意し、クマ対策として大きな音の出る笛と鈴2つを用意した。幸か不幸かクマの気配はしなかった。シカは1頭見ただけだったが、足跡はたくさんあり、鳴き声も聞いた。ヘビは林の中でマムシでないのを1匹見た。
ダニとヒルには出会わなかった。ブヨは道路歩きの時にたくさんいた。林の中ではアブに出会った。いずれも虫除けを塗っていたので被害は1箇所程度のようだ。防虫剤を染み込ませたアメリカ軍御用達のネットの上着も持参していたが使わなかった。
いろいろ持参したこともあり、水は2リットル少しにしていた。しかし、真夏に急勾配の斜面を上がるには足りなかった。反省である。
下山してから小さな沢の滴りを水筒(ペットボトル)に汲んで飲んだところ、生き返った。エキノコックスが愛知で発生しているとは聞いているが、滋賀県では知らない。鉱毒のリスクもあるが、周囲に鉱石のようなものはなかった。
そんないろんなリスクと闘い(?)、訪れた土蔵岳のブナ林は素晴らしかった。歩いたほぼ全域が広葉樹林で、その多くをブナが占めている。幹周り3.5mのブナの大木が残っている。土蔵岳山頂のブナも大きかったが、それよりも一回り大きいのがたくさんあった。
大きなブナの幹にプレートが付けられていて、滋賀県と長浜市が保護していると書かれていた。その保護に協力するため、金居原からの帰りのタクシー利用も仕方ないかと思った。
そうそう、木ノ本のタクシー会社(伊香交通)は親切だった。運転は少し荒い感じがするものの、バス道ではない最短コースをたどってくれる。このため、思っていたよりも安かった。
木ノ本駅にある「おかん」でいつものように野菜を買い、土蔵岳を締めくくった。
近江と美濃の県境の山はいくつか計画している。土蔵岳にももう一度行来たいと思う。でも、遠い山域である。とくに美濃というか揖斐川からのアプローチは、麓で一泊しないことには、まともな山を歩けないだろう。
かつて300名山を目指していた山の師匠と一緒に冠山と能郷白山に入ったことがある。その時も遠かったことを思い出した。途中で食べた鮎料理は美味かったが。
上の写真は大きなブナである。下は今回使った登り口である。木に赤いテープがあったものの、草の中を分け入っていく。
20220730ブナ.jpg

20220730登り口.jpg

2022/07/30


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