川北英隆のブログ

六甲主稜を越えて有馬へ

2週続けて六甲を歩いた。50年近く前のイメージと異なり、先週、すばらしい林を体験した。「では」というので、今週は阪急の岡本駅で降り、その北側の低山を歩いた後、主稜の一角、西お多福山に登った。その後、有馬3山を歩いて有馬温泉に下った。
阪急の大阪と神戸を結ぶ電車は通勤客が多い。そこで早朝の電車か土曜日の電車を狙うことにした。22日の週は天気が不安定で、天気予報が当たらなかった。結局は土曜日に出かけることになった。想定通り、電車は混まなかった。
コースは次のとおりだった。
阪急岡本駅で降り、北へ歩いて金鳥山(338m)に登る。その後西に折れ、七兵衛山(462m)、打越山(480m)を越えて下り、標高270m付近で住吉川に出る。その住吉川沿いに六甲山へのメインルートが付けられている。50年近く前は、多分この住吉川沿いに六甲山へ向かったと思う。
住吉川を少し遡った後、標高420m付近で住吉川を渡り、西お多福山へと登る。坦々とした登りが続く。最初は植林ながらも、すぐに広葉樹と笹の林になる。山頂付近には背が低いながらもブナが見られる。
山頂の一角、アンテナ施設にまで登り、その少し北西にある西お多福山の最高点(878m)を確認した後、六甲の縦走路に出た。ついでだからと六甲山(931.3m)を往復した。
縦走路を引き返し、さらにロープウェイ駅の手前にある極楽茶屋跡まで歩いた。そこから北に向かって有馬に下る。ここも広葉樹林が広がっている。三角点(752.1m、点名は湯槽山)を過ぎ、大きく下りった後、地形図の湯槽山(801m)に登り返す。有馬3山の1つである。その後、残りの2山、灰形山(619m)、落葉山の三角点(533.0m、点名は落葉山)を越す。この間、比較的大きなアプダウンがある。
落葉山はお寺(妙見寺)の境内の南端にあり、その後は有馬温泉まで参道が続いている。有馬からはバスで宝塚まで出て、そこから阪急で京都に戻った。
コースはしっかりと付けられているが、金鳥山、七兵衛山、打越山は脇道が多い。西お多福山への登りには崩壊地があり、「登山道がなくなるかも」と注意書きがあるものの、今現在は大したことがない。西お多福山の最高点へは踏み跡を探してたどる。
岡本駅を7時5分に出て、有馬温泉に着いたのは15時30分だった。曇りがちの一日、神戸の気温は30度を少し超える程度だったものの、風が弱く、かつ湿度が異常に高かった。有馬のトイレを使って着替えをした。
上の写真は打越山付近から見た六甲の主稜である。中央右に西お多福山と六甲山がある。ともにアンテナ施設が立つ。中央左の平らな場所にロープウェイがある。下は西お多福山への登り口である。流れ(住吉川)を対岸に渡って登り始める。
20220828打越山からの六甲.jpg

20220828西お多福山への登り口.jpg

2022/08/28


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