川北英隆のブログ

福知山の名山2つを歩く

今回は福知山の北西部にある三岳山(みたけさん、839.1m)と天ヶ峰(あまがみね、632.4m)を歩いた。このうち三岳山はどっしりとした山で、大江山(832.4m)よりも高く、福知山の最高峰のようだ。
日帰り圏内の山を探すために地図をパラパラ見ていたら、大江山の近くで三岳山と天ヶ峰を見つけた。以前、大江山を歩いた時に登り残してしまった赤石ヶ岳との組み合わせを考えたものの、それは無理そう。結局は三岳山と天ヶ峰を歩き、またも赤石ヶ岳を残すことになった。
そもそも山陰本線がしょぼすぎる。京都からの鉄道の距離は、福知山と北陸本線の木ノ本とに大差ないはずなのに(運賃はともに1520円)、福知山へは時間がかかりすぎる(普通だと2時間少し)。
三岳山と天ヶ峰をどう歩くのか。まず西から三岳山の登り、東に下山して天ヶ峰に登り、京都丹後鉄道宮福線の大江駅に出た。三岳山の最寄り駅は山陰本線福知山駅の1つ城崎寄りの上川口駅なのだが、福知山からの電車が極めて少ない。それに駅を出てから車道を8キロばかり歩くことになる。福知山市の福祉バスはあるのだが、山歩き用に設定されていない。少し考えた末、福知山駅からタクシーを使うことにした。
三岳山には西側から登った。上佐々木近くの谷村という集落に大きなケヤキがあり、その横に鳥居がある。そこから古くからの登山道(信仰の道)が続いている。福知山駅北口からタクシーで5370円だった。真夏の国道(426号線)を歩いたら大変だったと思う。
三岳山に登り、東側の村落(喜多)へ下る。こちらは整備されたハイキングコースだった。その後、5キロくらい車道を歩き、天ヶ峰の登山口(国道176号線の坂浦トンネルの上、176号線の旧道の峠)に出るのだが、昼頃になってしまい、暑さがこたえた。
峠から天ヶ峰へは使われなくなった林道を歩く。草まみれになっていなかったが、じめじめした道で、シカがいた。気をつけてはいたのだが、そこでヒルに何箇所か食われてしまった。暑かったため、ズボンの裾の上に靴下を重ねなかったのが敗因のようだ。
天ヶ峰からは南東へ、小原田(おわらだ)の夫婦滝登山口を目指して下った。最後の谷沿いを除いて良いコースだった。夫婦滝自身は大きな滝ではない。
そこから大江駅までは4キロ程度の車道歩きである。大江駅の1つ福知山寄り、公庄(ぐじょう)駅の方が少し近いものの、電車の時間にぎりぎりだった。歩く時間を読みきれなかったので、特急の止まる(そのため電車の本数の多い)大江駅を目指した。
タクシーを9時過ぎに降り、大江駅に着いたのは16時過ぎだった。ヒルに何箇所も食われたので、2つの山のことをしばらくは思い出してしまう。そのヒルと暑さを除けば、三岳山と天ヶ峰は福知山の名山だろう。
写真、上は大ケヤキの横から見た三岳山である。下は喜多付近からの天ヶ峰である。
20220913大ケヤキからの三岳山.jpg

20220913喜多付近からの天ヶ峰.jpg

2022/09/13


トップへ戻る