川北英隆のブログ

山城国見岳へ

山城国見岳の最寄り駅は関西本線の大河原駅である。京都から行く場合、JR奈良線の木津で乗り換え、次の加茂でもう一度乗り換える。加茂から先、電化されていないから。
大河原駅からは元の国道163号線を東に少し歩く。橋(山城谷川)を渡ってすぐ、沢に沿って登っていく車道があるので、それに入る。村中を抜け、国津神社の横を通り、山城谷川をもう一度渡る。南から別の車道が上がってきているので、それに入って数歩下る。
崖の先のちょっとした平らな部分にシイタケが栽培されている。その手前に踏み跡らしきものがある。その踏み跡が上へと伸びているようなので、登ることにした。
シダの中の急登である。踏み跡はいくつかあるので適当に登っていく。すぐに林の中の稜線に出た。国見岳の東南東尾根の主稜が大河原の村落に向かって落ち込む部分に相当する。
稜線上の道は基本的にしっかりしている。赤いテープがあり、山城トレイルの表示もあるが、当てにはできない。
国道が尾根の下をトンネルでくぐる箇所は、地表は急勾配である。道が小さな沢に入るので、少し怪しいと思って尾根に上がったが、踏み跡はかすかだった。間違った可能性が高い。
尾根は全体に広葉樹が多く、落ち葉の深い部分がある。ヌタ場も所々にあるものの、鹿の糞などを見ることは少なかった。山は花崗岩質のため、それが風化した部分は少し滑る。
送電塔を過ぎ、一登りすると412mの独立標高点のピークに着く。大きな花崗岩が点在するようになる。もう1つ小さなピークを越し、急登すると国見岳(513m)の山頂だった。山頂の横に、真ん中の割れた大きな花崗岩が構えていた。
山頂からの下りも尾根伝いである。植林が多くなり、道が明瞭化し、途中から林道になる。その林道には脇道が多く、かえって迷いやすい。基本はメインと思われる林道をたどればいい。
最後は茶畑を見つつ東に下る。国見岳も見える。じきに大河原から上がってくる車道と合流する。六番の村の南の外れである。
上の写真は国見岳の山頂である。奥に大きな岩がある。下は途中で見たヌタ場である。周囲と同じ色をしているのでわかりにくい。
20221207国見岳山頂.jpg

20221207メタ場.jpg

2022/12/07


トップへ戻る