川北英隆のブログ

山城国見岳とクノスケを歩く

奈良で用事があったついでに木津川北部の山を歩いた。というか、木津川北部の登り残している山を歩こうと思っていたところ、ついでに奈良での用事を済ませられると、急に思いついた。
歩いたのは関西本線の月ヶ瀬口の1つ手前、大河原駅近辺の山である。当初、駅の西側にある国見岳(513m)が気になっていた。昨年12月に三ヶ岳を歩いた時、近くを通りながら登らなかったからである。
その残された国見岳を歩いた後、奈良に立ち寄れば十分と考えていた。三ヶ岳へのアプローチに使った車道から少し南に入れば国見岳を往復できる。しかし、それではあまりにも安易かつ簡単過ぎると思い直した。
調べると、国見岳の稜線の向かいにも山並みがあり、そこに585.7mの三角点がある。クノスケと名付けられているらしい。国見岳に登った後なら簡単なのではと思った。
2つの山を連続して登るには、大河原駅から時計回りに歩けばいい。でも、登山ルートがあるのか。冬枯れの季節に入ったので少々の藪こぎは許せるものの、全面がそれでは困ってしまうし、奈良に寄る時間が失われる。
ネットで調べたところ、ヤマレコに「山城 国見岳、クノスケ」というピッタリの記録がアップされていた。というのも2021年11月に、まさに同じコースを歩いていたので。それを参考に今回の山歩きを計画した。
まず大河原駅から山城谷川を400mほど遡り、国見岳の東南東尾根に取り付く。尾根伝いをほぼまっすぐに西北西へ歩いていけば国見岳である。登頂後、その東南東尾根をさらに歩き、六番の村に出た後、七番の村に向かう。七番からは東へと尾根に入り、多少ジグザグした尾根を、方角的には南南東に歩くとクノスケに着く。クノスケからは北東に下り、野殿の村の南端に出た。その後は車道と、野殿と大河原を結んだ旧道とを使い、大河原駅に戻ればいい。
結果はというと、国見岳の道は東南東尾根への取付き地点が不明瞭だったものの、その後は明瞭な踏み跡があった。ただし草が茂ると踏み跡をたどるのは難しくなろう。
クノスケへは、七番側からの登りはあまり踏まれていなかったものの、踏み跡はほぼ明瞭にあった。クノスケからの下りは明瞭だった。野殿と大河原を結んだ旧道はあまり踏まれておらず、木の葉や枯れ枝が多かった。
参考にした山行記録は、道を先導したリーダーは立派ながら、記録のほうは素人に近かった。大河原駅から大河原駅まで4時間20分かかった。
写真、上は六番付近からの国見岳(左のピーク)である。下は国見岳への登り口である。急な斜面に付いている踏み跡を適当にたどる。コースの途中に「山城トレイル」の表示があった。登り口をもう少し何とかしたほうがいいと思う。
20221206国見岳を.jpg

20221206国見岳登り口.jpg

2022/12/06


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