川北英隆のブログ

帝釈山を越えて丹生山へ

稚子ヶ墓山の山頂からそのまま北西へと下る。550mピークの東側を巻き、沢に入る。登りと同様、石が多くて歩きにくい。下り切ると池に出る。池の西側には国道428号線、東側には旧道が付けられている。
その旧道を歩くのだが、ゴミ捨て場に近い。池の北側で国道に出る。峠(岩谷峠)の手前に帝釈山から北東に伸びる稜線への取り付きがある。後は稜線に上がり、南西へと稜線をたどるだけである。
この帝釈山前後の道がもっとも良く踏まれ、快適だった。広葉樹中心の林も良かった。といっても、帝釈山の東側は小さなコブが複数ある。所々、木立の向こうに帝釈山の小高いピークと稚子ヶ墓山の大きな姿があった。
やがて稜線は西向きになる。ヤブツバキの鬱蒼とした群生の中を通り、急登して帝釈山の南東側に回り込みつつ山頂に出る。
帝釈山は丹生山の奥の院だったとかで、山頂には小さな石の社があった。その奥に三角点(585.9m、点名は帝釈山)がある。
山頂からは六甲、淡路島方面と、ちらっと丹生山が見える。11時半になっていたので、展望を楽しみつつ昼食にした。
帝釈山から西に稜線をたどる。すぐに稜線を巻くようになり、やがて切通し気味の峠に出る。峠の西側の小さな岩場を上り、537mの独立標高点ピークを越え、稜線を南に向かうように下る。やがて稜線の西側を巻いてきた道と合流する。
少し先で車道に出る。南側の村落、山田からの参詣路である。大きな杉が目立つ。その車道を上がり、丹生神社の境内に着く。石段を上がると立派な神社本殿に出る。そこが515mの丹生山の山頂でもある。
丹生神社には焼き討ち後に再興された明要寺もあったとされるが、廃仏毀釈によって神社だけが残っているそうだ。
写真、上は帝釈山への途中でちらっと見えた稚子ヶ墓山、下は帝釈山からの丹生山である。
20230102稚子ヶ墓山を.jpg

20230102帝釈山からの丹生山.jpg

2023/01/02


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