川北英隆のブログ

新幹線からの雪山

東京に出掛けた。新幹線の乗車率はというと、列車を選べば両サイドの窓際だけに等しいのがある。時には3列席の両サイドに乗客が座ることもある。その場合の乗車率は60%、その程度が最近だろう。だからではないが、いつものんびりと車窓を眺めている。
今回、行きの滋賀県は雲がちだった。関ヶ原を抜けると御嶽山が大きく、くっきりしていた。真っ白な感じなのだが、遠くて詳細は不明である。その先、富士山は最近になって雪が積もったのか、真っ白な姿だった。というのも、少し前に通った時には、南斜面は谷筋にしか雪が残っていなかったから。
帰り、列車を早いのに変更したこともあり、席は3列側の窓際だった。その場合の楽しみは名古屋以西の鈴鹿山脈である。雪があると高低差が鮮明になる。つまり、高い山には雪があり、低い山は黒々としている。
車窓から見ていると、霊山、御池、雨乞が白かった。3つは鈴鹿の主峰である(と言っても背は1000m少しなのだが)。「さすが」と思いながらも、これまで雪のない状態で「多分あれが御池で、雨乞で・・」と推察していたのが一気に鮮明になったのが嬉しかった。
ついでに書くと、少し前、2列側の窓際から見ていると、伊吹の左手奥に白い山が見えた。以前から黒々としたその姿を見つつ「金糞かも」と思っていたのだが、雪の姿を見て「金糞やん」と確信した。
「ということは、あんまり3列側に座らないん違う」という推察が成り立つ。正解である。比較的早い段階で新幹線の予約を入れ、2列側の窓際を好んで選んでいる。南アルプスや富士山が見えることだし。
それはともかく、滋賀県に入ると田んぼが青々し始めていた。麦畑である。今年は明日が大寒だそうな。その後、節分まで一番寒い時期とされる。とはいえ今年の滋賀の地面には春が訪れている。そんな季節感だった。

2023/01/19


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