川北英隆のブログ

マダイン・サーレハの遺跡

岩絵の後、専用バスでハイルの東南東350kmほどにあるマダイン・サーレハ(アル・ヒジュル)の遺跡を訪問した。さすがに1日2つは不可能なので、当日の夜は近くのリゾートホテルでの宿泊となる。
翌朝、ホテルからマダイン・サーレハの入口に向かった。その先は専用バスでの周遊となる。やはり世界遺産であるため、一般車両での入域が禁止されている。
この遺跡は広範に広がる奇岩というか、侵食された堆積岩地域に点在している。残っているのはナバテア人が作った遺跡であり、インディ・ジョーンズに登場するペトラ遺跡と同じもの、つまり壮大な墓である。この地がアラビア半島の交易路に位置していたから建造された。
ペトラ遺跡を見た者にとって感動は大きくないのだが、一方で民族の興亡には興味がわく。同時に「アラビア半島=不毛の大地」というイメージの修正が迫られる。もっと言えば、サウジアラビアからヨルダンに抜け、さらにイスラエルやレバノン、イスラエルに行ければ最高だろうと思ってしまう。
上の写真はマダイン・サーレハの遺跡の1つである。大きな堆積岩にペトラ遺跡と同様の大きな墓(長方形の入口とその周囲の装飾)が刻まれている。下は近くの町、アル・ウラの町と砦(中央部)である。
20230223マダインサーレハの遺跡.jpg

20230223アルウラの町と砦.jpg

2023/02/23


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