川北英隆のブログ

加茂の北のヤブ山を歩く

日本の山歩きを1ヶ月間休んでいた。久しぶりに時間がとれたので、登り残していた加茂の低山を目標とした。ヤブが多そうそうなので、時期としては今だと思った。
京都からJR奈良線で木津に出る。そこから関西本線に乗り換え、次の加茂で降りる。駅前から和束方面のバス(奈良交通)が出ているので、撰原(えりはら)まで乗った。
バスを降り、東側にある撰原の村へと上がる。村の先に湯谷山(ゆやさん、381m)がある。村の奥、大神宮社から湯谷山の西尾根の踏み跡を登っていく。湯谷山の山頂にはNHKの中継局がある。
湯谷山の山頂から南へ下る。中継局の管理用にしっかりした登山道が付けられている。
その先はほぼ稜線沿いに、細い車道を南に歩き、妙見山(263m)を目指す。山頂の北東側から車道を離れ、尾根に取り付く。薄い踏み跡はあるのだが、斜面が急なので適当に登らざるをえない。と、山頂は茶畑の中だった。かつて三角点があったらしい。茶畑なので展望は良好だった。
妙見山からの下りは少し大変だった。妙見山と名付けられているから、かつては麓の寺、妙見山本照寺の奥の院的な位置付けだったようだ。当時の山頂までの立派な道が、今はヤブに覆われ、かつ倒木が多い。
本照寺に出ると、後は車道である。それを木津川の北岸まで下り、国道163号線を西へと歩き、和束川を渡って流岡山(121m)の北側に出た。
山をぐるっと時計と反時計周りに歩き、流岡山の西側に出て、恭仁大橋の袂から山頂を目指した。山道の途中に電波塔と水道の配水槽があり、そこまでは車が入れるものの、その先はヤブが点在した。山頂は背丈の高い笹薮の中だった。
流岡山からは往路を戻った。恭仁大橋を渡ると加茂の町である。1時間1本の加茂発大阪方面行きにのり、木津で乗り換え、京都に戻った。
春が急速に近寄ってきた。山里でも梅が散り始めていた。山歩きには少し汗をかく季節に突入したようだ。
写真、上は茶畑の妙見山から見た湯谷山である。下は湯谷山の下りから見た妙見山である。中央右の山(奥にある茶畑の先の山)が妙見山だろうと思っている。
20230304妙見山からの湯谷山.jpg

20230304妙見山.jpg

2023/03/04


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