川北英隆のブログ

真平山へ

榛原駅北口から奈良交通のバス(針インター)に乗り、香酔峠を越えた貝ヶ平口で降りた。貝ヶ平山、香酔山が見える。真平山は手前の縦割山に遮られて見えない。
バス停から笠間川の南側に付けられた細い車道を西に向かう。600mほど歩くと笠間川の北側の車道と合わさる。その先、100mほどに地蔵堂がある。たくさんのお地蔵さんが祀られている。地蔵堂のすぐ先の分岐で右(北)に折れる。まっすぐ進むと貝ヶ平山の山頂の北側を通る林道である。峠付近から貝ヶ平山へ直接登れる。
北に折れると遠くに城福寺の石段が見える。寺には行かず、左(西)に折れ、山腹を巻くように登る。小さな尾根に出て、そこから西へと本格的な登りになる。ここまで道標がないため、ヤマレコの足跡をたどった。
植林の中を少し急登する。やがて傾斜が緩み、落葉広葉樹が多くなり、峠に出る。峠からは左(南)に登る。最初は踏み跡が落ち葉に埋もれ気味だが、傾斜が急になると階段が現れる。NHKの放送施設用の道である。高度差100mほど登ると送電用の鉄塔がある。放送施設に電気を供給しているらしい。
そこから尾根は緩やかになり、放送施設に着く。縦割山と呼ばれているピークである。標高は760mを越えている。真平山のピークの中で、少しの差ながら一番高い。周囲は切り払われ、貝ヶ平山と香酔山が木の間から見えた。
放送施設から先、道は細くなる。縦割山の名の由来かと思える深い切れ込みが尾根の北斜面に見られた。植林の中が多くなり、やがて下草の笹が深くなる。3月に入って晴天が続いているため、笹の葉を掻き分けると黄色い花粉が飛ぶ。なお、地形図にある第二の電波塔は見当たらなかった。
地形図に「真平山」と記されている750mの等高線ピークに着くと、西側に751mの独立標高点ピークが見える。南へ(貝ヶ平山へ)下る刈り払いがあることを確認し、751mのピークに向かった。少し下り、登り返せばすぐのはずなのだが、笹が背丈ほどあり、踏み跡が薄い。積もっていた花粉の飛散にむせ返り、かつ倒木もあって難渋した。
751mのピークには真平山のプレートだけがあった。バス停から1時間25分かかった。展望はというと、木の間から貝ヶ平山が少し見えた。
写真、上は放送施設のある山頂(縦割山)である。下は真平山の山頂である。
20230313縦割山.jpg

20230313真平山.jpg

2023/03/13


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