川北英隆のブログ

警固山へ

鍋山からどうするのか。実のところ、しっかりした計画はなかった。その先でオレンジラインは鵜の生息地を通る。鵜ノ池もある。ただし鵜ノ池に立ち寄ると少し遠回りになる。
鍋山から下りるとオレンジラインは北に向きを変える。途中、ルートの東側に菅刈池というのがあり、そこが鵜の生息地になっているとか。ルートから100m足らず入ればいい。
入ると池の管理施設があり、池を上から見られる。そこまで刈り払われた道がある。しかし日が高く昇ってしまったためか、鵜の姿はなかった。鵜ノ池に寄るしかない。
オレンジラインは沢沿いに下る。耕作放棄されたらしき土地が広がっていた。県道にぶつかり、それを100m少し西へ歩くと、南の尾根へとオレンジラインが登っていく。野良竹林の中を歩き、南知多道路の上を渡る。下ると愛知用水に出る。鵜ノ池への分水もある。
すぐに鵜ノ池だった。たくさんの甲羅干しをしていた亀が、人の気配で池へポチャンと帰る。しかし鵜の姿がない。そう思っていると、遠くに数羽の姿が見えた。
最低限だが満足して南知多道路まで戻った。東脇には有料でない車道が付設されている。それを北へと歩く。一旦下って登り返すと、パーキングエリアの横を過ぎ、ゴルフ場の西を歩くようになる。その先で東西の車道にぶつかる。その三叉路の東南の角に三角点がある。
三角点への踏み跡を少し探したものの、見当たらなかった。仕方ないので三角点の北西側からアプローチすることにした。標高差は10m少しか。ヤブを越えて稜線に出ると広い踏み跡らしきものがある。それを東へたどるとヤブのない山頂に出た。
三角点(82.1m、点名は広目=ひろめ)がある。その横に小さな建物の残骸があった。点名と踏み跡からして、北西麓の集落、広目から山頂への道があり、社を祀っていたのか。
交差点に戻り、三叉路を北西にとる。南知多道路を渡り、広目集落の上を通る。小さな尾根を越えてすぐ、右(東)に上がる細い車道がある。警固山への道である。途中、ガマズミやクロバイの白い花がたくさん見られた。上部で大規模な工事があり、ダンプカーが通る。
通信用施設のアンテナが見えると、右(北東)に刈り払われた道が出てくる。それに入るとすぐにアンテナ横の山頂に着く。三角点(83.7m、点名は大谷道)がある。大谷は北西麓の集落の名である。なお警固山とは、狼煙を上げる場所に由来があるとか(武豊の神話)。
上の写真は広目三角点である。下は警固山である。
20230410広目三角点.jpg

20230410警固山.jpg

2023/04/10


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