川北英隆のブログ

鍋山へ

名鉄河和(こうわ)線に乗り、河和口駅で降りる。地方によって地名に特徴がある。河和なんて土地のものでないと読めない。最終目的地の常滑もその1つだろう。そう思いつつと改札を出と、そこは国道247号線だった。
国道は海岸線に付けられている。道路を渡り、防波堤を上がると三河湾があった。対岸に工業地帯が見える。手前の海岸は潮干狩り場になっているとか。海鳥が浮かんでいた。
車道に戻り、南に100mほど歩くと、西へ向かう細い車道がある。それが鍋山へのハイキングコース入口である。オレンジラインと名づけられている。軽四の通れる幅がある。
最初は住宅が点在する中を登っていく。畑もあるが、野良竹林も多い。水溜まりがあるらしく、早くもたくさんの蛙が鳴いていた。当初は脇道も多く、表示に注意が必要である。
やがて樹林の中が多くなる。「憩いの広場」があり、南側の展望がある。見えるのは野良竹の繁茂する丘陵が多く、面白味がない。
広場から少し登ると左手に三角点(56.5m、点名は時志=ときし)がひっそりとある。三角点を見つけように思っていないと見つからないだろう。なお時志とは、河和口駅の南にある村落の名である。
その先に「見晴台」がある。三河湾が木々越しに少し見える。その先に「ウバメガシのトンネル」がある。さすが知多半島は南の地域だと思える。
少し下り、小さな峠で橋を渡る。一種の立体交差である。登り返し、送電塔を過ぎると「オレンジ広場」なのだが、地権者がロープを張って立入禁止にしている。
その先、200mほどで、左手(南)、木の間から小さな池が見える。すぐに左手に木の階段が現れる。鍋山への登り口である。標高差10mほどだろうか。山頂は切り開かれていて、ベンチと一等三角点(81.7m、点名は鍋山)がある。
当日は作業のおじさん達が展望作りだろう、木を切っていた。ちょうど休息に入る時間帯だったようで、三角点の「景色」が良くなかった。
上の写真は鍋山の一等三角点である。おじさん達を避けて写真を撮るのは不可能だった。下はウバメガシのトンネルである。一箇所だけ炭(備長炭)にせずに残したのだろうか。
20230409鍋山.jpg

20230409ウバメガシのトンネル.jpg

2023/04/09


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