川北英隆のブログ

独居者はどうすべきなのか

今月は明るくない話題が続く。中央大学で教えていた時、僕のファイナンスの授業にちゃんと付き合ってくれる(向き合ってくれると書くべきか)社会人学生がいた。F君である。上場している化学会社の経理を担当していた。その彼から音沙汰がない。
F君と授業などでよく一緒だった、やはり大手商社の経理を担当していたA君の働きかけで、最近では年2回、当時の学生と集まっている。そこにF君も出席していた。ところが今年の3月、日程調整の時に一度だったか、F君から返事が来たものの、それ以降、返答が途絶えた。9月にも集まったのだが、その時は何の反応もなかった。メールは届いている(「届かない」との連絡はない)のだが。
9月の会合で、参加者の1人、I君が、F君の家(多分、マンションの自宅)は遠くないから、時間を見つけて状況確認に行くと言ってくれた。その報告が届いた。
それによると、インターフォンで呼んでも応答がない、郵便物が溜まっている、管理人は状況を把握していなかったが、最近誰かが訪ねてきてやはり空振りで帰ったと教えてくれたとか。
F君は独居のはずである。会社を定年退職している。60歳を超えているから、両親が健在かどうか怪しい。とすれば、何か生じていても発見できていない可能性がある。
I君は管理人に名刺を渡して帰ったとか。気の利いた管理会社なら動いてくれるのだが。
考えさせられるのは、マンションに独居の時、どうするのかである。何かあった時、即時に助けてもらうことは難しいとしても、見つけてもらうための自衛策を考えておく必要がある。
マンションの場合、管理料を滞納すると管理会社が反応する。銀行口座から自動引落だと、預金があるかぎり滞納にはならないから、1ヶ月分程度の預金しかない銀行口座を設定し、それをマンション管理料専用にしておくという手がある。
それとも費用をかけ、安否確認をしてもらうようにするとか。具体的に何があるのか。介護が必要になった場合はともかくも、とくに比較的若い時にはどうか。検索してもさっとは出てこない。
そういえば前の会社の同期Y君が、40歳頃に脳内出血のため自宅で倒れた。独身だったが、職場が出勤しないことを不審に思い、それで一命を取り留めた。しかし重い言語障害が残った。
友人と定期的にメールし合うのが一番かもしれない。それにしても現実問題として、F君が心配である。

2023/09/16


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