川北英隆のブログ

若狭の千石山から朽木へ

先週に引き続き、小浜方面に出かけた。前回に小浜側に見つけた千石山と、中央分水嶺高島トレイルから南に派生する池原山である。高島トレイルを、ほぼ北から南へと横断した。
湖西線の今津駅から小浜行きバスに乗り、天徳寺で降りる。瓜割の滝を見た後、千石山に登る予定だったが、登山口が不明だった。うろうろ探しているよりもメインのルートに戻ろうと、上中駅に戻り、「市場コース」を選んだ。とはいえ、この登山口も難しく、また獣避けをくぐるのも厄介だった。
コースに入ると次第に踏み跡が明瞭になるものの、急登が続く。右手から「よもん平コース」を合わせ、ようやくコースが確かになる。天徳寺からの道を右手に見て傾斜が緩む。少し長い稜線をたどると千石山の山頂と三角点(682.4m、点名は日笠村)がある。広葉樹林の中である。まだ紅葉・黄葉には少し早い。
千石山から駒ヶ岳までは長い尾根である。琵琶湖と小浜が見えた。三重岳方面は大きい。高島トレイルの西側と、その盟主である百里ヶ岳も見える。
駒ヶ岳(780.1m)で昼食にし、高島トレイルを南に下った。ブナが大きい。小さなアップダウンを繰り返し、駒ヶ池に出る。今回は池の北側を回った。
千石山とこの駒ヶ池付近までが広葉樹林の中心である。744mの独立標高点の手前から植林が現れ、古い林道が南側から上がってくる。林道は744mピークの南を巻く。杉の多い登りを経て744mのピークに着く。ここから池原山のルートが分かれる。
池原山へは南へと杉林の中の稜線を歩く。すぐに林道と交差する。今回はほぼ忠実に稜線を歩き、池原山を目指したが、林道を歩いたほうが簡単かもしれない。というのも稜線が南西を向き、平らになる付近からは、稜線上に林道が付けられているから。
池原山へは、山頂のすぐ手前で林道を離れ、踏み跡に入る。雑然とした林の中に三角点(605.5m、点名は池原)があった。
山頂からは西へと尾根を歩くのだが、しばらくは広葉樹林の中だった。気持ちがいいので林の中を直進しそうになるが、地図を正確に見つつ、少し北向き下らないといけない。テープの印もある。その後は踏み跡が明確になる。杉の植林なので、落ち葉で踏み跡の不明確な箇所もあるが、尾根を見定めて下れば問題ない。最後は急な斜面を下り、車道の横に出る。
下りた時間(14時半頃)には高島市営バスがなかった。16時少し前の江若バス・安曇川行き間に合うかと思い、車道を早足で延々歩いたものの、10分弱及ばなかった。仕方ないので、これまで見学したことのない朽木宿の旧道を歩き、道の駅で農産物を買った。
天徳寺バス停が7時55分、市場コース登山口が8時55分、池原山登山口が14時25分、朽木宿入口が15時25分だった。
写真、上は千石山と駒ヶ岳の間の尾根から見た駒ヶ岳(中央左)と百里ヶ岳(右奥)である。下は同じ尾根から見た二の谷山(中央右の送電線が走っている山)、箱館山(中央、二の谷山の奥)、そして右奥に琵琶湖、伊吹山(三角形の山)、金糞山(箱館山の左奥)である。
20231014駒ヶ岳と百里ヶ岳.jpg

20231014三重岳と琵琶湖方面.jpg

2023/10/14


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