川北英隆のブログ

駒ヶ岳と池原山を越え朽木へ

千石山の山頂部は広い。右(西)に進むと池河内である。左(東)へ少し折れるように広葉樹林の中を緩やかに下る。すぐに小さなピークを越し、その後は下りが続く。テープの印はあるのだが、千石山までと比べて少なくなる。
広葉樹の混じった、明瞭な稜線になる。ヌタ場もある。標高580mくらいまで下った後、登りに転じる。最初に登る660mの等高線ピークに木はほとんどなく、三重岳を中心に武奈ヶ岳、三十三間山の展望が広がる。奥に琵琶湖も見える。「若狭の千石山から朽木へ」のブログの「下の写真」はこのピークからのもの。奥には「図根点662.3m」があった。
その後、稜線は南を向く。広葉樹林が続くようになり、650m前後のピークを2つばかり越していく。行く手に比良の武奈ヶ岳が頭を覗かせる。前回歩いた桜谷山から駒ヶ岳までの稜線も見えるようになり、やがて百里ヶ岳と駒ヶ岳が姿を現す。その先で小浜の町と湾、さらに千石山の山頂部がはっきりと見えた。
再び木の少ない稜線を登る。駒ヶ岳の緩く長い稜線である。途中、ヤマボウシの実を見つけたので食べた。昨年、食べられることをWikiで知ったのだが、美味くない。
再び広葉樹林の中の登りになり、駒ヶ岳(780.1m、三角点の点名は寺山)の山頂に出る。12時過ぎだったので、東側の展望を楽しみつつ昼食にした。
駒ヶ岳からしばらくは高島トレイルである。ルートが良くなる。河内、木地山への下山道を分け、駒ヶ池へと下る。前回パスした池の周遊をしてみた。この周遊コースが高島トレイルの本来のコースらしい。池の東側から稜線に戻る。
駒ヶ池から上がると広葉樹林が終わる。杉の植林になり、南側から古い林道が上がってくる。その林道を少し歩き、744mmの独立標高点ピークの手前で別れる。
744mmのピークは長い。その東端に池原山への分岐がある。ここで高島トレイルと別れ、南の尾根を下る。杉の植林のため、枝や葉がうるさい。テープの印も少しある。別れた林道にすぐに出る。この林道を下ってもいいように思えたが、念のために尾根を下った。
標高600m付近から尾根が平坦になり、林道を歩くようになる。池原山の三角点が近くなると林道から別れ、踏み跡に入る。雑然とした林の中を歩くと池原山の山頂だった。三角点(605.5m、点名は池原)がある。山頂のすぐ西が広葉樹林になっている。体が冷えていたので日向を求め、小休止にした。
池原山からは、南側の尾根に入るのを避け、北側に折れるように下る。再び杉の多い林になり、尾根と踏み跡が次第に明瞭になる。最後に急勾配の斜面を下り、車道に出る。獣避けはなく、「池原山・駒ヶ岳」の標識が立っている。足谷口バス停の横である。
高島市営バスのない時間帯だったため、朽木まで歩いた。大雑把な距離しか測っていなかったので、「朽木支所前15時51分発のバスまで1時間20分くらいある、間に合う」と思った。しかしカーブの多い車道歩きの距離は思いの外、長かった。前回の行者山の登山口付近で「間に合わないかも」と思い始めた。国道367号線に出て、諦めた。結局のところ10分程度時間不足だった。帰ってから計測したところ、朽木支所まで9.5キロあった。
とはいえ次のバスまでは40分程度、道の駅で農産物を買い、支所前で待っていると、すぐにバスが来た。
上の写真は池原山の山頂である。三角点が小さく写っている(落ち葉に紛れているか)。下は車道から振り返った池原山である。
20231015池原山山頂.jpg

20231015池原山を振り返る.jpg

2023/10/15


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