川北英隆のブログ

青葉山東峰を経て青郷駅へ

青葉山の西峰からの展望を楽しんだ後、東峰へ向かった。西峰からの下りは岩場と、少しだがアップダウンもある。紅葉の始まった樹林の向こうに東峰の鋭角的な姿が見えた。
鞍部まで下り、登り返す。長い鉄製のハシゴがあり、その先で火山礫の岩場をロープに頼りつつトラバースし、鉄ハシゴで乗り越す。振り返ると舞鶴湾と西峰の姿がある。その後も小さな岩場があり、灌木によってルートのわかりにくい箇所がある。
東峰の山頂部には社があり、その裏に最高点(693m)がある。青葉山全体の最高点でもある。広葉樹林の中で展望はない。山頂部の南側に岩が張り出している。そこから高浜方面と、さらに先には野坂岳らしき姿があった。それらを眺めつつ、少し早い昼食にした。
東峰からは少し北に回り込むように下る。整備された広い道である。大きなブナもあり、傾斜もそこそこで、なかなか楽しそうだと思えた。一箇所、馬の背と呼ばれる岩場がある。火山礫のためゴツゴツしているが、幅がそんなに狭くないので容易に渡れる。
その後は再び整備された下り道が続く。小さな社に出ると、その下に展望台がある。高浜と、遠くに小浜方面が見えた。
展望台から道は南を向いて下るようになる。テレビ中継の施設があり、杉の植林の中に入っていく。道がジグザグに付けられている。
ジグザグがほぼ終わると分岐がある。左(東)が中山、右(西)が高野である。今回は高野に下ってみた。急に道が細くなる。倒木もある。やがて小さな沢にぶつかり、その沢に沿って竹林の中を南へと下る。
竹林を抜け出すと高野の登山口だった。人家の横を抜け、車道に出た。ついでだからと村のお寺、瑞光寺を訪ねた。無人だった。
村中から青葉山の東峰が鋭角的に見えたのが収穫か。時々その鋭鋒を返り見しつつ、車道を下り、国道27号線に出た。国道脇の歩道を900mほど歩くと青郷(あおのごう)駅だった。
青郷からは13時50分発の敦賀行きに十分間に合った。これを逃すと敦賀行きは2時間待ちである。1時間10分ほど待つと東舞鶴行きがあり、東舞鶴から舞鶴線の綾部行き、綾部から山陰本線の京都行きにスムーズな接続で帰れるものの、帰宅時間は遅くなる。
上の写真は青葉山東峰の山頂である。左横に神社の裏側が写っている。下は青郷駅のホームから見た青葉山である。尖ったピークが東峰、その左に西峰が平らに見える。この西峰も松尾寺川から見ると鋭角的なのだが。
20231028青葉山東峰山頂.jpg

20231028青郷駅からの青葉山.jpg

2023/10/28


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