川北英隆のブログ

青葉山西峰へ

小浜線に乗り、東舞鶴駅の次の駅、松尾寺(まつのうでら)で降りる。次の駅といっても6キロある。松尾寺駅は無人で、線路の南側に出口がある。駅を出てすぐを左(東)に折れる。松尾寺への道標もある。もう一度左に折れ、線路をくぐる。これで国道歩きを避けられる。
この松尾寺駅では4人が降りた。地元住民の1人を除き、松尾寺に向かった。僕以外は西国三十三所巡りだった。彼らは国道(27号線)を歩いたようで、途中で出会った。ということは、線路の北側の道は国道歩きよりも距離がある。
北側の道に出ると村があり、岩室稲荷神社の大きな鳥居と、奥に社があった。村を過ぎると道は地道に変わる。朝霧のため、地面に生えた草に露が付いていた。
沢を渡り、松尾寺への車道と合流する。ここで先の巡礼者と出会った。後は車道を寺へと上がっていく。寺まで200m近い高度差である。
道が尾根に出ると、左手に青葉山の西峰が見える。谷を巻くように進むと松尾寺の駐車場があり、境内に入る。石段の上に仁王門があり、その先に本堂があるのだが、修復工事中だった。仮の本堂として横の大師堂が使われていた。
青葉山への本来の登山道は本堂横だろうと思えたが、やはり工事のため通行止めか。表示に従って境内を東側へと回り、車道に出る。その少し上に登山口があった。100mほど歩くと本来の登山口と合流する。
右(北東)に折れるように登山道が続く。杉林の中の溝状の道を登る。尾根に出ると溝が消え、歩きやすくなるのだが、勾配が徐々に強くなる。複数本の大きなモミが現れる付近の勾配が一番強かったような。
やがて広葉樹林になり、鉄製の階段が現れる。一登りして山頂部に着いた。古い石の鳥居の奥に、かつての西峰の社がある。その先に今の社が建てられている。その周囲は開けていて、奥に火山礫の大きな岩がある。西峰の山頂である。
岩にはハシゴとロープが設置されていて、山頂(692m)に登れる。そこからは若狭湾の一部、内浦湾が真下に見えた。少し木に隠れていたが、高浜の原子力発電所の姿もある。2018年11月に見学したのを思い出した。
振り返ると、南側には丹波の山々があった。逆光のこともあり、どれがどれだか分からない。多分、丹波の盟主、長老山の姿もあるはずだが。
上の写真は青葉山西峰の山頂部である。社の奥の岩が山頂である。下は西峰山頂から見た内浦湾である。湾の右側に原子力発電所がある。
20231028青葉山西峰.jpg

20231028西峰からの内浦湾.jpg

2023/10/28


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