川北英隆のブログ

野野神岳へ

榛原からのバスを南白石で降りた。バス停は国道から西に折れた地点にある。国道に戻り、野野上岳(野野神岳)を見つつ、北へと国道脇の歩道を歩く。北白石の手前で国道と別れ、東へ折れる。
すぐに國津神社がある。まさに雛には稀な立派さである。駐車場も、誰が来るのかと思えるほど広い。もっとも各地の山へと歩いていると、雛というか地方が神社をはじめとする文化の中心だったと思えてくるのだが。
國津神社に立ち寄り、さらに東へと歩く。M君が木立というかちょっとした茂みを指さし、「休ん場や」と言う。神様が山から渡ってくるときに休む茂みらしい。それが複数ある。後で調べると、野野上岳の麓の雄神神社から國津神社まで4ヶ所ある。
その休ん場をたどりつつ、雄神神社に出た。これも立派な神社で、拝殿の奥にさらに鳥居がある。日本の古代の信仰は山などの自然を御神体としていて、雄神神社もかつての形式を残している。すなわち、登ろうとしている野野上岳が御神体だった証拠である。
もう1つ気になったのが、拝殿に「金銀銅鐵」との扁額が掛けられていたことである。古代に金属が非常に大切だったことを表しているのか。もしくは神社の近辺で金属の鉱石が採集できた証なのか。調べたところ付近に大きな金属鉱山はないから、前者なのだろう。
雄神神社から、さらに東へと車道を歩く。新興宗教の大きな建物を過ぎ、キャンプ施設を見てから北へと坂道を登っていく。小さな峠から下り始めると、西へ入る作業道がある。この付近が野野上岳への登り口である。
最初は適当に登るしかない。すぐにクマザサに覆われた小さな尾根筋が目に入り、それが狙い目かなと考えたところ、見当外れではなかったようだ。尾根には非常に薄いながらも歩いた跡があり、登るにつれて明瞭さを増していった。
小さな岩場があり、その左を巻くように踏み跡が続いている。テープの印もある。岩場を巻き終え、再び稜線に登り直す。踏み跡が明瞭になり、一登りすると山頂だった。比較的背の低い広葉樹林の中に三角点(550.1m、点名は野野上岳)があった。
標高差50mほどの登りの途中にあった岩場に白蛇がいるのだろうか。冬場に入ったので蛇の気配は感じなかった。というか今回歩いた山全体に、獣の気配があまりなかった。
上の写真は國津神社から見て最初の休ん場である。下は野野上岳の山頂である。
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20231204野野上岳山頂.jpg

2023/12/04


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