川北英隆のブログ

係長クラスだった門川はん

日経新聞の地方版によると、京都の有名市長(京都だけかな)、門川はん、来年2月に任期が切れるのだが、5期目に立候補しないそうだ。在任期間は08年からの16年間だとか。
市長になった時期が悪かったのか、市の財政にとって厳しい時代が続いた。もっとも20年のコロナの直前、観光客で京都は潤っていた。これらに対して市長はんはどう対応したのか。
財政対策としてはコストカットを行った。人員削減、敬老パスの廃止などである。一方、観光客で潤った時を見計らい(多分)、市庁舎のリニューアルと新築を実施した(現在も継続中)。
京都に移り住んで思うのは、行政サービスの悪さである。そもそも図書館がない。証明書類の価格が高い。これらは東京近郊の市に住んでいた者からするとショックだった。
これに加え、観光公害が発生している。コロナの時期、利用者が少ないことを理由に市営地下鉄の本数が削減された。なのに、コロナの喪明けによって観光客が戻ったにもかかわらず、削減されたままである。だから、本数の少ない昼間、地下鉄は通勤・通学ラッシュ並みの混み方である。
先日から、新幹線に乗って不快に思っていることがある。京都市が「観光は地下鉄で」と、車内でコマーシャルをしている。京都市民としては、「これ以上、地下鉄を混雑させたいのかいな」「地下鉄に呼び込むのなら、少なくとも本数を元に戻せや、そしてもっと増やせや」と。
門川はん、そこらの企業の係長社長と同じである。コストカットだといって縮小均衡を目指すだけ。後は口先で誤魔化し、言い訳をするだけ。本当のトップであれば、コストカットと同時に革新的なことに取り組んで欲しいものだ。
その最たるものは、「京都市の発展と利便性向上のため、インフラを整備しよう」と掛け声をかけ、観光客から莫大なお布施を徴収している有名寺社から金銭的協力(要するに寄附)をもらい、観光公害を緩和し、ゼロに持っていくことである。
門川はん、観光で混んでいるのは伏見や嵐山といった一部だけだとのたまうが、認識が足りない。京都市長として町中を歩いていないから、そんなボンクラなことになる。
残り数ヶ月の辛抱、次の市長はんに期待したい。とはいえ、誰が16年間の流れを断ち切れるのかとの不安もある。

2023/12/18


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