永遠の別れの会での別れか
高齢違う（当然やな、変換ソフトちゃんは偉い）、恒例になりつつある永遠の別れの会、半年に1回の頻度で開催している。「今年も鱧の季節」になったのでぼちぼちかな」と日程を決めた。そこで恒例になりつつある店（S）に電話したところ、事件かも。
夕方に電話したところ、繋がらない。昼の方がいいのかと思い、翌日電話したところ、それでも繋がらない。念のために一般サイトでSの情報を確認したところ、昼の時間帯の営業情報がない。
S、夜は空いている。常連しか利用しないようだ。良心的な値段とはいえ、夏は鱧、冬は河豚なので普通の財布からすると高めである。しかも表通りから1本入らないといけないので、若者は通らない。以上、夜に稼げないとなると、昼しかないわけなのに。
そうそう、Sは70代後半と思える大将と若大将夫婦でやっている。その若大将はどこかで修行してきたらしいのだが、夜の料理の包丁はもっぱら大将である。昼は若大将かなと思っていたのに、その昼をやっていないとは。若大将の夫婦はどうなったのか。
もう一度電話をしようと思い、店の情報を調べたところ、HPがあった。それを見ると、やはり「当分の間、昼は休み」とある。しかも店の情報が今年の新年の挨拶以降、更新されていない。
この店を紹介してくれたのは、タイで客死したF氏である。彼と最後に会ったのもこの店、つまり永遠の別れ場をSは提供してくれてきた。さらに思い出すと、名物の三毛ネコがいて、その彼女ともこの店で別れた（場所としてS以外ははないが）。
かつては有名人も食べに来たというS、その店と、永遠の別れの会のメンバーより先に永遠の別れとなったのだろうか。そうなるとメンバーは、神様の地を放り出されたことになる。迷える老人と成り果てる。
2024/05/17
