スリランカは紅茶、いわゆるセイロン紅茶の生産地である。静岡や宇治の茶畑なんか幼稚園児と思えるほどに茶畑が広がっていた。プランテーション作物でもある。畑は山の斜面一面に広がり、それを手作業で管理している。
紅茶の品質は低地よりも高地の物の方が良いとか。霧が多いから、それが品質を高めるとの説明があった。スリランカの場合、1800mくらいの高地で最高品質の茶葉が生産されている。
その工場見学をした。ヌワラエリヤというセイロン紅茶の名産地に工場があった。工場では摘まれた茶葉が大量に運び込まれ、最終的に選別されて紅茶になっていた。当然ながら売店があり、見学した会社の茶葉が売られている。イギリスの有名ブランドの紅茶にも当社の茶葉が使われているとか。
茶葉の形の残る紅茶が高く、細かくなるほど安い。細かいほど色が濃く出て紅茶らしいのだが、苦味も出てくる。ティーバッグなど、日頃飲む紅茶がこれである。
高い製品は100g当たり1万円以上した。紅茶ではなく緑茶らしいが。さすがに買う気がしなかった。
写真、上は茶摘みの風景、中は運び込まれた茶葉の乾燥、下は選別されて売られている紅茶である。左側の方が高級であり、出した時の色が薄いようだ。
2025/02/19