川北英隆のブログ

岩湧山を経て岩湧寺へ下る

根古峰からゴールデントレイルに戻り、その後は緩やかな稜線歩きになった。1キロ程度歩くと大きな分岐に出る。岩湧山の山群が和泉山地の主稜線から分かれる地点である。
分岐を左手に進めば、南葛城山を経て和泉葛城山へと続く稜線歩きとなる。岩湧山へは分岐を右に折れるように進み、840mピーク(阿弥陀山と呼ばれているらしい)を巻く。
水場(錦明水)を経て五ツ辻に出る。直進して木の階段を登る。岩湧寺方面への分岐を分ける。再び稜線歩きとなり、少し登ると岩湧山東峰(870m)だった。植林の中で展望はない。岩湧寺へと下る分岐でもある。
東峰からは急な下りになり、主峰との鞍部に出る。立派な(水洗式との)トイレがあったので、「さすが人気のハイキングコース」と思えた。
鞍部からはススキの中の登りになる。晩秋なので穂の背が高く、展望を妨げているが、それは仕方ない。木の階段を標高差50m近く登ると山頂部に達する。
三角点(897.1m、点名は岩湧山)があった。東には金剛、葛城、二上の山並みが連なり、その先に霞んで生駒があった。大阪市内も見えるのだが、六甲は霞んでいた。
山頂には座る場所がない(誰もいないと座れるのだが、登山者が多い)ので、少し西に歩いた。広場があり、ベンチもある。西には和泉の山群と(ほとんど登らない山域なので、どれが何なのかはわからない)、その先に関空があった。
しかし登山者が多く、ベンチはすでに満員である。適当に芝の上に座り、昼食とした。その後もどんどん人が増え、芝の上でさえ座るのが遠慮される程になった。
昼食後は東峰に戻った。そこから岩湧寺への下りである。急だったが、広葉樹が多く、紅葉がピークだった。とはいえ、木によって時期に差があった。
下り終え、車道に出ると、そのすぐ先が岩湧寺である。多宝塔などは見られたが、寺は無人のようで、境内に入れない。なかなかの寺院なのに、残念である。カヤの大木を見つつ、登山口にある四季彩館で小休止し、車道を下った。登山者が多いからだろう、狭い車道ながら車が多かった。
神納(こうの)バス停ではバスが出た後だと確認し、さらに10分ほど歩いて南青葉台口のバス停に出た。じきにバスが来て、三日市町駅に運んでくれた。期間限定で第1、第3土曜日が無料だとか。
三日市町駅に着くと南海の電車が待っていた。「終わり良ければすべて良し」なのだが、最初から良かったから、「次も良し」だろうか。
写真は、上が岩湧山山頂、下が山頂からの金剛、葛城方面である。
20251116岩湧山山頂.jpg

20251116岩湧山から金剛と葛城を.jpg

2025/11/17


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