川北英隆のブログ

今年の山の収穫

今年の山について書くのを忘れている。昨年、いくつピークを登ったのか、年別にグラフにした。同じことを、今年1年間を加えてやってみた。その図をアップしておく。
今年の登頂数はぐっと減った。夏が暑すぎたこともあるのだが、一番の理由は近場に登っていない山が少なくなったことである。多様性について書いたように、僕として同じ山を複数回登ることは多くないから。
大文字山はトレーニングのため例外的に300回以上登っている。その他の複数回登っている山もトレーニング用が多く、たとえば東京の高尾山、大月の先の滝子山などであり、純粋に複数回登った山で一番は比良の蓬莱山だった。その数が5回だと、ファイルを整理してみてわかった。
この意味で、京都から日帰りで登れる山の在庫が少なくなったのには困っている。今年12月に姫路方面に3回も足を運んだのは、結局のところは窮余の策のような。実はアップした図で1990年代の後半の数が減っているのも、その主因は、当時住んでいた国分寺からの日帰り圏の山が尽きたからである。
もっとも、今年の海外の山は収穫だった。スリランカのアダムスピークは階段続きかつ大混雑で辟易したものの、カイラス山周遊で越えたドルマ峠(5668m)はこれまでの生涯においてキリマンジャロに次ぐ高度だった。当然ながら、独立峰としてのカイラス山の姿は秀逸だった。
スロベニアのトリグラウ山は岩峰だったうえに、7月中旬の花のシーズンだった。山好きにはお勧めだと思ったのだが、26年のパンフレットを見ると、トリグラウ山には登らず展望だけらしい。現地ガイドが嫌がったのだろうか。
ということで、明日から1年間の山をどうするのか。海外の山頂ツアーも候補が少なくなってきた。国内は工夫しなければならなくなった。大文字山だけでは寂しい。クマも出没する昨今、クマった違う、困ったものだ。

20251231年別登頂数.jpg

2025/12/31


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