川北英隆のブログ

海からのお宝

南アフリカを旅行すれば、アフリカが不毛の大地との観念が変わるとされる。今回の旅行の現地ガイドは日本女性だったが、30才頃に初めて南アフリカに遊びに来て、そのまま居ついてしまったという。
大地に豊富な食べ物が実り、地中からお宝が湧くように得られ、しかも海からもお宝が得られる。海からのお宝とは、イワシ、マグロなどの魚介類である。今回の旅行中はアワビとイセエビを食べた。これも南アフリカ産である。アワビは中ぶりの皿ほどの大きさがある。
これらの海洋資源を現地で消費するようになったのは最近とのことだから、「鯛や平目の舞い踊り」的海洋資源に目が眩み、白人が南アフリカを自分たちだけの天国にしようと思ったとは考えにくい。もっとも、南アフリカはクジラが豊富なことでも知られているから、かつて盛んに捕鯨をやっていた白人が、メルビルの白鯨ではないが、そのクジラに目を眩まされたということはあるかもしれない。実際、ネットで調べると、南アフリカでは盛んに捕鯨がされていたようだ。
今回、ケープ半島の海岸近くまで泳いできた10頭程度のクジラ(ガイドによるとセミクジラ)の群れを見ることができた。背中と、尾びれが少しと、潮吹きが見られて程度だが。潮吹きの写真をアップしておく。「そうかな」という程度だが、初めてクジラを見た本人としては感動ものだった。
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2010/09/12


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