川北英隆のブログ

真夏の猫の居場所

猫は暑い所の動物だから暑さに強いはず。でも、その姿を見ていると本当にそうなのか疑う。マンション猫族のニューハーフ、シャーちゃんの真夏の日中の居所はほぼ決まっている。
そのマンションの外側に駐車場があり、2台の車が駐車している。その下に必ずと言っていいほど寝そべっている。当然、車の影ができる。それと、これは推測なのだが、車の下を風が通るのだろう。
昔飼っていたわが家の猫ロッキーは庭にあった水道の受け口に寝ていた。受け口は石でできていたのと、少し影になるので、そこが気持ち良かったのだと思う。
もう一匹、実家を訪ねる時、近鉄郡山駅のプラットホームでトラ猫を見かけた。それまで、プラットホームの下が完全な空間になっていて、そこで近所の猫がうろうろしているのは知っていたが、プラットホームの上まで出てきた猫は初めてだった。それも乗降客が近づいても逃げない。
その日の帰り、反対のプラットホームで京都行きを待っていると、同じ猫が反対側の(つまり行きに見かけたのと同じ側の)プラットホームをのしのしと歩き、ちょっと広くなった場所の隅でうずくまった。お昼寝タイムのようだった。乗降客に踏まれはしないが、ちょっかいぐらい出されそうだ。餌をくれるのがいるのかもしれない。柳沢15万石の城下町の、昔は賑わった駅も、タマ駅長ではないが田舎駅になっていくのかな。

2011/08/09


トップへ戻る