川北英隆のブログ

京都の店・たばこ屋

昼はソバ屋(一応高級だから蕎麦屋)で、夜はおばんざい風の店に行った。東京からI氏が来ていたので、その歓待のためである。店は、よく使う先斗町の「たばこ屋」にした。
「たばこ屋」の由来は「たばこにでもするか」から来ている。「一服する(小休止する)か」の意味だ。鳥取の店だと聞いている。小粋な感じがするし、店の名前が悪いのか内容の割には空いているから、急に訪れるのにちょうどいい。ということで、よく使っている。
今日も夕方に予約したところ、すぐに席が取れた。実は予約せずに行くことがほとんどなのだが、昼前に市内を歩いた感じでは観光客が多そうだったので、念のために予約しておいた。それが正解、入ると、いつになく店は満席だった。さすが、お盆の京都である。
そのたばこ屋には元々おばんざいの大きな鉢がならんでいた。そのうち、小料理屋風になった。どちらかというと、元の雰囲気が好きなのだが。
今日は刺身の盛り合わせ、湯葉の刺身、鱧の落とし、鮎の塩焼き、野菜の天麩羅、揚げ出し豆腐を食べた。思い出したが、生麩の田楽を注文したはずだが食べなかった(出て来なかったが、勘定に入っていなかっただろうなと、今頃疑念を抱いている)。冷ヒレ酒というのがあったので、それも飲んだ。じっくりと日本酒にフカヒレを漬けてあるらしく、なかなかのものだった。
まあまあリーズナブルな値段で終わる店である。以前、酔った勢いで適当に頼んでいると、とんでもない値段になったこともあるが。

2012/08/13


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