川北英隆のブログ

新幹線でのゴミ迷惑

今日の昼前、東京で用事があり、新幹線に乗ろうと京都駅に行った。と、掛川と静岡の間で信号システムが故障し、1時間くらいの遅れが出るとのこと。東京の相手にメールをする羽目になった。
朝早くからシステムに障害があったとのことだから、じきに回復するだろうと思った。また、その時点では、障害の影響が京都を発車する上り電車に出ていなかったこともあり、予定の電車に乗った。
と、飲み終わった茶のペットボトルと、食べ物が入っていたような袋が、指定された座席のポケットに置きっぱなしになっている。東京との連絡で脳が活性化していたこともあり、「これは車掌に言わないと」と決心した。実のところ、ゴミをほったらかしにしたままの座席に何回か座ったことがあるものの、脳が眠りモードに入っていたので、文句を言ってこなかった。
すぐに検札のために車掌がやってきた。車掌に「時々、躾のできてへん乗客がいて、ゴミをほったらかしなんやけど」と言い終わるか終わらないうちに、相手の車掌はゴミを掴み、ゴミ箱に走った。「えっ、何や、この素早い反応は」とびっくりし、「苦情がよくあるのかな」と推測した。
それならそれで、「下りられるお客さん、リクライニングは元の位置に」とうるさくアナウンスするより以前に、ゴミのことを注意してほしいものだ。それとも、新幹線の乗客は上品で、躾が行き届いているとでも思っているのか。もしくは、「躾のできてへん犬」みたいな乗客は新幹線に乗るなということなのか。
結局、名古屋の手前で故障が回復したとのアナウンスがあり(ネズミが信号用の電線をかじったらしい)、浜松の手前まではほぼ通常通りの運転だった。その後は前の電車が詰まっているとのことで、小田原で30分遅れ、横浜で50分遅れ、東京で60分の遅れとなった。
8年間以上、新幹線で頻繁に東京に出掛けているものの、1時間以上遅れたのは、大雪、人身事故、そして今回の3回だけである。おかげで懸案だったゴミの文句を言えたし、目出度しかもしれないが。

2012/09/29


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