川北英隆のブログ

ゆうちょ銀行の煩雑な相続手順

ブログを書いていて、「どうも日本を否定的に見ている」文章が多いことに前から気づいている。本音として、僕は日本でしか生活できないため、日本をもっと良くしたいと思っているのだが。
このため、「こうなれば日本がもっと良くなるのでは」と思い、あれこれ書いてしまっているのだろう。というのが自己弁護である。
もっとも、円安になれば当分のところ金融資産に大きな差益が生まれるから、無意識のうちのポジショントークもあろう。この点は、新聞やネットを読むときの注意点である。記事を書いている人について、「この人はどういう立場で話しているのか」、「どうなると、この人にゼニがジャラジャラ入るのか」を注視しなければならない。証券会社が常に「株価は高くなる」と叫ぶのがポジショントークの好例である。付け加えれば、僕にとって年金などのポジションを考えると、客観的には円安になると大損が生じることを述べておきたい。大きなポジショントークはないとの表明である。
本題に戻り、日本に関して、「やっぱりアホやん」と思うのが郵貯である。足掛け3年越しの僕の相続手続きがようやく終わろうとして、最後の難関、「ゆうちょ銀行」の段に差し掛かった。まず、近くの郵便局で手続書類をもらい、必要事項を書き込んで事務センターに書類請求書を郵送する必要がある。その後に手続きの案内と書類が送られて来る。
で、その書類を受け取ったわけだが、その手続きの煩雑さに唖然とした。というのは、他の金融機関の必要書類と比べ、えらく大変だから。そもそも、「書類請求書を事務センターに郵送する」なんてことからして考えられない。そのうえ、どうも預金の種類によって「ゆうちょ銀行」の都合なのだろう、書類の様式が異なる。このため、複数の書類を書き整える必要があり、前にも書いた僕の「ジュゲムジュゲム」の長い長い住所を何枚もの書類に書かないといけない。
要するに、ゆうちょ銀行のように面倒な、超役所的な金融機関はない。田舎金融機関と思われがちな農協にも父親の口座があったが、相続手続きはいたって簡単だった。
今回、つくづく思ったのは、これではゆうちょ銀行は滅びると。相続に陥ったときの煩雑さを考えると、親に頼みたいのは、ゆうちょ銀行やかんぽ生命(この契約はなかったので類推でしかない)に口座は作らないでほしいとのことである。ほんま、僕自身が困ってしまっている。というか、呆れている。

2013/01/04


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