川北英隆のブログ

エチオピアで労働をする

エチオピアの生活はどのようなものなのか。インジェラを焼いたり、コーヒーをいれたり、そんな食事だけが生活ではないのは当然だ。男は農業と交易が仕事である。女には水汲みがある。
昨日書いたように、交易というか、物の輸送と売買のために動物が使われる。上の写真は峠を越えて谷の向こうの村に荷物を運ぶロバの列である。一番後ろで、小さく写っている男がロバを見張っている。
下の写真は水汲みから帰る女性たちである。女だけではなく、子供が水を運ぶ姿も見られた。水道は首都以外では発達していないようだ。首都もどの程度整備されているのだろうか、調べていない。普通は井戸や川に水を汲みに行く。ついでに洗濯もしている。男が水浴びをして体を洗う姿も見られる。汲んだ水は黄色いポリタンクに入れるのが流行りのようだった。
いずれも重労働である。日本ではこんな重労働はめったにないから体力が余り、子供はいじめに、大人はパワハラに走るのか。エチオピアでは、そんな無駄なことをしている暇があったら体を動かして働かないといけない。そんな世界で普通の日本人では生きていけないから、いじめやパワハラがあっても日本に住むしかないか。
ロバ隊.JPG

水汲み.JPG

2013/03/17


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