川北英隆のブログ

立秋が近くなると

今日は8/5、歩いているとそこここに秋の兆しがある。今年は8/7が立秋だとか。かつて、小学生の頃は8月、それもお盆の頃になると「夏休みの終わり」が感じられ、嫌になったものだ。
昼間のセミの声(関西の最近はクマゼミのシャンシャンシャン)も幾分か小さくなったようだし、夜になると秋の虫の音がある。これでカネタタキが鳴き出すといよいよお盆である。
鴨川の魚も大きくなってきたようだ。それとも、日差しが斜めになったのか。水面の下で魚の鱗が白く光り始めた。カワウが嬉しそうに潜っている。面白いように魚が捕れるのだろう。
今年の夏は変な天気が続いている。子供の頃は夏休みの宿題なんか鉛筆書きした毎日の天気だが、今はネットですぐさま見られる。それによると、京都の7月は、7/7から7/12まで雨が降らなかったものの、それ以降は天気が悪く、とくに7/22から連日、僅かなものの、雨が降っている。
今日、東京に日帰りで行き、帰りに積乱雲を見た。浜松以西は雨だったようだ。京都も土砂降りだったと聞いた。そんな中、早稲米が実り始めている。気の早い所ではカガシも立っていた。やはり秋が近いのか。
と思いたいものの、今日、僕にとっての大学の前期がようやく終わり、形式上の夏休み入りである。採点は残っているものの、期末試験をすべて終えたので。どこの大学でもほぼ同じである。世間知らずにも、7月中旬から就職活動を実質的に開始する企業もあるが、学生から「就活なんで、期末試験を何とかして」と言われても、断固断ることにしている。「就活を始めたいのなら、そら8/10過ぎからやろ」と思う。
ともかく、大学の最近の夏休みは立秋とともに始まる。「15回講義せよ」とのお上のお達しだから。今日も試験中、学生から「冷房を強くして」との要望があった。「節電」と言われているものの、「蒸し風呂みたいな温度と湿気の中、そらそうや」というので、すぐさま設定温度を下げた。
日本の夏はどこに行ったのか。楽しい夏だったはずが、気の滅入るものになってしまった。

2013/08/05


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