川北英隆のブログ

五山の送り火に

今日は五山の送り火の日だった。今年で京都に来てから10回目、感動は乏しくなった。かつては飲み会の口実でもあったが、去年も今年も特別なことはなく、鴨川の河原を歩いて帰っただけだ。
川床が流行っていた。大文字が正面近くに見えるから、夕涼みがてらちょうどいいのだろう。今日の河原は決して涼しくなかったが。
舞妓さんも川床でお酌をしていた。外人や浴衣の女性もたくさん歩いている。でも、四条大橋付近はえらく混んでいて、スマホを見ながらよたって歩く姉ちゃんや兄ちゃんが多いから迷惑である。できれば蹴飛ばして歩きたいものだ。
それはともかく、河原の賑わいを見ながら歩くと、思い出すことがある。写真がそれである。どこか。イランの古都、イスファハンを流れる川だ。鴨川より大きいが、同じように浅い。そこに何本も橋がかかっている。写真の橋は石でできていて、ライトアップされる。河原で涼み、バーベキューをしているグループもある。京都もそうだが、平和そのものだ。
送り火が過ぎると京都の夏も終わる。お盆にもかかわらず墓参りはしなかった。そんなことを始めると、行かないといけない所が多すぎるから。心の中でビルマや三鷹や大阪や、いろんな所をほぼ瞬時に巡るのが一番の供養である。
イスファハン.JPG

2013/08/16


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