川北英隆のブログ

HPの虚と実

昔、ヒューレット・パッカード(HP)社の製品が好きだった。関数電卓を持っていたと思う。それが使いやすかった。フィルムスキャナーも持っていた。安くて写真の保存に重宝した。では今はどうか。
最近、パソコンのメーカーを変えた。デルの製品について、最先端のCPUを搭載し、かつての日本のS社よりもBIOSがましだったので使っていたのだが、HDD周辺が壊れやすい。安物部品を使っているからか。ということで、昨年、HP社に乗り換えた。
それもSSDのものを買ったので立ち上がりをはじめとして反応が速い。もっとも、時々変な応答をする。これはHPの責任なのかMicrosoftの責任なのか不明であるし、致命的ではないので「そんなものやろ」と放ってある。
現在、何台か研究用に使っているデスクトップ型パソコンが寿命を迎えているようだ。当初に買ってあった補修期間も終わっているし、ソフトの進歩にハードが追いつかなくなっている。そこで、もう1台、安いHP社のSSD搭載デスクトップ型パソコンをネットで注文することにした。
そうしたところ、注文画面が「見積もり」から先に進まず、確定できない。何回かトライし、ようく考えた結論が「ブラウザとしてグーグル・クロムを使っているのがあかんのでは」というものだった。仕方ないので、そういうこともあろうかと削除せずに残してあるMicrosoftのブラウザを立ち上げた。使い慣れないこともあるのだろうが、その使いづらいこと。何とか「見積もり」から「注文の確定」に移ることができ、注文した。
現在はMicrosoftのブラウザが決して主流ではない。多くの客が注文画面に入ってくるのだから、客が何をブラウザとして使おうが対応できるようにしておくべきだ。そう言えば、日本のまあまあ有名なソフト会社にもクロムにうまく対応していないのがあった。とはいえ、天下のHPとして、そんなのは言い訳にならない。基本的対応ができていないと、やはり客を逃す。それとも、現在のHPは、過去の栄光とは無縁なのだろうか。

2013/09/20


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