川北英隆のブログ

市場ではなく企業を買う株式投資

9/27、ネットでの予約販売に目をつけてコマーシャルした『「市場」ではなく「企業」を買う株式投資』の印刷物が送られてきた。そこで正式のコマーシャル・・・
川北英隆編著、菅原周一(みずほ年金研究所・研究理事)、堀江貞之(野村総合研究所・上席研究員)、渋澤健(コモンズ投信・会長)、伊井哲朗(コモンズ投信・社長)、奥野一成(農中信託銀行・企業投資部長)、中神康議(前あすかコーポレートアドバイザリー社長)、光定洋介(あすかコーポレートアドバイザリー取締役)、近藤英男(DIC企業年金基金運用執行理事)、石田英和(大阪ガス企業年金基金インベストメント・オフィサー)著である。出版社は金融財政事情研究会、定価は税込みで(現在のところ)2520円。本文、246ページである。アマゾンでの予約販売が始まった。
先進国での株式投資において、とくに日本では、市場の平均的な姿と価格(東証株価指数や日経平均)を重視するのではなく、企業を見て買い、それをじっくりと保有することが求められる。これが本書に記された主張であり、分析結果であり、実際の投資を行ってきたアセットマネジメント会社や年金基金の実体験である。
もう少し言えば、僕自身が大学という世界に入って10年少し、1つの大きな研究テーマとして追いかけてきたことである。このテーマの源は『輝く株は発見できる?山に登って金融市場を探検しよう』(半蔵門出版)にある。「川北さん、あんまり株式のことが書いてないやん」と非難されたので、「ええっ、もうちょっと具体的に書かないと理解されないの」ということで、時折、あれこれ出版物として世に問うている。もっとも、『「市場」ではなく「企業」を買う株式投資』でも、「この株を今買えば儲かるかも」なんてことは書いてないので、注意書きしておきたい。

2013/10/08


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