川北英隆のブログ

京都の店・美碧(みどり)

昨日、岡山から友人M氏が来た。夕方だった。岡山での会議の後、急いで京都に入り、翌朝に金沢に行くという。京都の駅前に泊まるというので、久しぶりに飲み会をすることにした。
実はその日の昼、ゼミを一緒に指導してもらっている東京は八王子のS氏と昼飯を食べていたら、「昨日、良い店を発見した」とえらく興奮していた。「気になっていた高島屋の裏手の店に入ったところ、えらく美味く、値段がリーズナブルだった」と。「そしたら、今日の夜、M氏と行ってみる」と宣言しておいた。S氏はM氏のことを少し知っている。一緒にもう一度行きたそうだったが、その日のうちに東京に戻らないといけない。「じゃあ、次回、その店に行ったら、2人を紹介しておいたと言って安くしてもらう」とのこと。
その店、美碧(みどり)は四条寺町を下がった(つまり四条通りの南)にある。高辻通りの手前である。四条通りから歩くと通りの右手、「ツタヤ」の向かいである。建物の2階なので少し隠れ家風でもある。
感じは高級居酒屋というか、現代風おばんざい屋というか、そんなところ。魅力的な和食のつまみがある。日本酒も珍しいものが揃っている。
昨日は、思い出してみるといろいろ食べた。スッポンの煮こごり、タマネギを蒸したのにウニのソースをかけたもの(S氏のお勧め)、穴子の卵とじ、へしこ(分厚くて美味かった)、生節の白和え(これもなかなかのもの)、カモのロース、最後に鯖寿司(残念ながら2貫しか残ってなかった)といったところか。
勘定の段になって、店のお姉さんが「この店にどうして」というような質問をしたので、「昨日の夜、女性が1人で来て日本酒を2杯飲んだのでは」と聞き返した。その瞬間怪訝そうな顔をされたので(ホンマやで)、「女性」との単語が悪かったのかと感じとり、少し形容詞を付けたところ、「確かに」という返事をもらえた。もっとも、その女性の紹介で来たと言ったところで、勘定書を持ってきてもらった後だったから、割り引いてもらえなかった。多分、S氏が次回に飲みに行ったら少し安くなるかも。

2013/10/09


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