川北英隆のブログ

2位じゃ駄目な理由

かの有名すぎる発言、「2位じゃダメなんでしょうか」がやはり「駄目」ということが明らかになった。「2位でもええやん」と考えるのは平和な、競争のない、凪が続く日本ならではの発想である。
トップにならないと、2位以下がゴミでしかないと明らかになったのは北朝鮮である。トップの気分次第か政策次第かは分からないものの、2位であっても、いきなり首が物理的にはねられてしまう。
「そんなの、特殊な国のことやろ」と思うのは浅はかである。
実業の世界でも、1位と2位では天と地ほどの差がある例は枚挙にいとまがない。身近な例ではネット検索である。パソコンの世界でもそうだったし、スマホやタブレットの世界でも1位を巡る熾烈な競争が生じている。一度1位の座を明け渡してしまうと、マイクロソフトではないが、挽回が非常に難しい。スマホの先駆け、ブラックベリーなんかは1位を滑り落ちた後、存廃の危機に瀕している。
精神論、すなわち1位を目指す意気込みだけの問題ではない。実際に1位にならないと、後は崖っぷちが待っているだけとの教訓話が実際にゴロゴロしている。
そうそう、「2位じゃダメなんでしょうか」と発言した姉ちゃん(オバチャン?という声も)自身、自分の所属する政党が1位の座を失い、そこで初めて「やっぱり、1位じゃないとダメなんや」と悟ったかもしれない。

2013/12/14


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