川北英隆のブログ

何ちゅうクレジットカード

卒業の行事、イベントが続いている。そんな中、中国からの留学生が就職のため帰国するというので、記念品を買った。優秀な学生だったことと、学生が帰国するので、対応を少し真剣に考えたわけだ。
留学生にはケースバイケースで対応している。気分次第といえばそのとおりだし、世話をする留学生が増える度に対応がぞんざいになっているようにも思う(そんな意図はこれっきしもないのだが)。それはともかく、今回は留学する当初からいろいろと関わった学生なので、ちゃんと送ろうと思った。
明日、彼女と(学生は女性)、学生時代として最後の面談をする。修了式はすでに終わっている。中国に帰国するので挨拶に来たいとのことだった。帰国して、中国から日本への投資に関連する投資会社に就職するとのことである。
中国は広い。南北でも東西でもいい、区切ってみると、そこに住む人々の意識が異なる。学生はもともと上海に住んでいた。両親は日本に住んでいるとのこと。それにもかかわらず中国での就職先を優先して探していた。友人が中国に多いので、中国に住まないと寂しいとの理由である。これこそ中国人の逞しさというか、ひ弱くない証だと思っている。ちなみに、日本人的な感覚はどうなのだろう。
以上が前置き。僕自身、時間がないので、今日の19時過ぎに近くのD社に記念品を買いに行った。普通は送別会で済ましているが、本人は女性かつ飲まないようなので、大した送別会もしていなかったためである。
D社で日本風の湯飲みを買った。カードならポイントが付くので、家内のものを持参した(僕は訳のわからないカードを持つのが嫌である)。と、食料品売り場ではサインなしに使えるのに、今回はサインが必要とのこと(当たり前か)。しかも、特別割引が効くというので、カードが必須のようだった。サインが必要なので「えっ」と半分思い、でも半分「せやろな」と思ったので、「サインね」とつぶやいた。応対した姉ちゃんが僕のつぶやきに反応して、「何か」とやはりつぶやいたが、それを無視し、家内の名前の「子」を崩し気味に書いて渡した。
以上、決済が終わり、とっとと、でも走らずに帰った。追いかけて来るわけでもなし、そのまま支払いが清んだ次第である。「カード、どないなってるんや」と自嘲気味に終わったわけだ。さらに言い分けを述べておくと、家内には「代金+α」を現金で渡したのは言うまでもない。「せやないと、どつかれるやん」。

2014/03/26


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