川北英隆のブログ

法要も墓もクラウドで

最近、友人とネットで話した話題の1つが実家をどうするかである。両親がいなくなれば、実家のことを真面目に考えないといけない。売却するのが手っ取り早いのだが、困るのが仏壇と墓である。
都会に住んでいると、田舎の大きな仏壇を置くスペースなんて到底ない。また田舎の墓は参るのに大変である。坊さんのお経をどうするのかの問題も、少しだがある。
そこで話題になったのが、「グーグルでもアマゾンでもいいから、クラウドの中に墓と仏壇と位牌をしつらえてくれたらええのに」とのことである。石の墓も金ピカの仏壇もいらない。それらしき物がパソコンやスマホの中で見られれば十分である。
それだけでなく、故人の写真もクラウドの中なら何枚でも置いておける。故人のために、お経を上げることもいつでもできる。お経に松竹梅を設定しておけば、状況に応じて使い分けも可能である。もちろん宗教によって墓などの設定を違えることも可能だし、同じ仏教でも宗派によって微妙に違うお経も自由に設定できる。そうそう、どこにいても、旅行中でも、クラウドなら先祖を祭ることは自由である。
そういう商売のアイデアは思いつくのだが、自分で立ち上げようとは思わない。誰か早くクラウド寺院を運営してくれないものかと期待している。

2014/07/08


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