川北英隆のブログ

JR西日本の早期運休の判断

今回の台風、現時点(19時過ぎ)には淡路島付近にいるそうだが、大したことがない。もうじき大阪を直撃、京都に来るのだろう。それを見越してJR西日本は早々に運休したが、私鉄は動いている。
警報は出ているものの、実際はどうなのか。拍子抜けに近い。気象庁のアメダスで大阪市の状況を見ると、雨は強まっているとはいえ土砂降りでない。風は(気象庁によると暴風圏に入ったと思えるのに)、朝や昼過ぎに比べて弱まっている。もちろん、京都も同じ傾向にある。
昨日も書いたが、このような事実に直面する都度、気象庁もJR西日本も、もっぱら自己防衛本能での(何かあったら困るので、その時に文句を言われないようにとの)行動しかとっていないのではないか思えてしまう。
この点、関西の私鉄は頼もしい。JR西日本も、海岸縁や山間部を走る路線はともかく、都市近郊は土砂崩れのおそれが少ないわけだから、洪水と強風だけを警戒してちゃんと走らせたれやと思ってしまう。今日は休日なのでどうでもいいのだろうが、平日はどうするのだろうか。
気象庁も、すごい観測技術と優れた人材を投入しているわけだから、もっと正確に予報すべきだろう。オーバーに注意喚起するだけが能ではない。オーバーに言うことは、そこらのオオカミ少年でも可能なのだから。
もっと書くと、台風の風雨で人が死んだら困るというのなら、道路も鉄道も、すべて廃止するしかないと思う。安全という意味では、それが一番なのだから。

2014/10/13


トップへ戻る