川北英隆のブログ

株価と円為替はどうなるのか

という題を付けてみたものの、そんなの「なるようにしかならない」というのが本音である。それに、昨日、今日の価格変動に慌てていたのでは、証券投資、為替投資する資格がないだろう。
1つ気がかりなことといえば、リーマンショックから6年が経過したことである。景気が大きく変化しても不思議ではない年月が経っている。
これは前から気にしている事実なのだが、どう考えても、この大変化に適合する悪い材料に乏しい。あえて考えれば、中国での共産党の独裁政治が終わりを告げることだろう。政権にとって都合の良い情報だけを伝える中国の政策が、このインターネットの時代に長続きするとは到底思えない。そもそも中国人は、大阪人と一緒で、きわめて現実主義である。そんな中国人だから、どこかで政策の大転換が起きるか、それとも政権の崩壊が生じるような予感がする。昔の中国の王朝が倒れたのと同じ轍かもしれない。日本人としては、その瞬間、どの資産の収益率が高いのかをじっくりと考えるべきだろう。
以上はともかく、現在、どう対処すればいいのかといえば、このブログをじっくり読んでもらっている読者には明白なはずだ。円のポジションをできるだけ少なくし、株式はグローバルに保有する。この方針が、今後ともしばらく崩れることはありえない。

2014/10/02


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