川北英隆のブログ

九州の山:藺牟田池の外輪山-2

愛宕神社入口の表示から藺牟田池の外輪山一周口までは10分程度である。愛宕嶽で時間を使ったため(80分くらいかかった)、外輪山一周の時間が忙しくなっていた。時計回りに山王岳から登ることにした。
順番は、山王岳(485)、片城山(508.7)、飯盛山(432)、愛宕山(480)、舟見山(498.5)、竜石(460)である。竜石から下りると出発点に戻る。
いずれも小さい山ながら、100メートル前後のアップダウンを繰り返す。山王岳と片城山には岩場もあり、ロープが設置されていたりして、なかなか面白い。常緑樹と杉の植林の中の道で、よく整備されている。木間から藺牟田池と、その浮島が時々見える。
飯盛山周辺が観光地で、ホテルが建っている。家族連れが多い。藺牟田池からの水がここから藺牟田に向けて流れ出ている。
いただけないのは飯盛山の道である。かつては直登のルートだったようだが、今は螺旋状の歩道になっている。急いでいる者にとって長い上りに思えた。そこを早足で登って疲れてしまったため、一番高度差のある愛宕山と舟見山への上りはきつかった。加えて、舟見山からの長い階段の下りは足にくる。
竜石の頂上横にはその名の石があり、しめ縄が巻かれている。男と女の竜伝説があり、毎年8月7日に祭りがあるそうだ。この竜伝説、七夕の代わりのようである。
外輪山を1周するのに3時間を要した。
下りは往路を戻った。足が動かくなってきた。昼飯を食べていないため、血糖値が下がったのだと思う。非常食用にと持参していたアメを4つ急いで食べた。「4つも」というところだが、実は慌てて家の近くで買ったため「シュガーレス」だった。水飴を使っているため、多少の効果はあるものの、非常食の意味に乏しいため、4つ食べたわけだ。
入来からは空港行きのバスが毎時出ている。中学校前からである。その目的地に時間の無駄なく着くため、もう一度スマホを使った。16時37通過のバスに間に合った。鹿児島空港まで1時間である。
写真は藺牟田池からの山王岳(中央)と片城山(右)である。片城山の麓に浮島がある。薄茶色く見えているのがそれである。
山王岳、片城山.JPG

2016/02/13


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